キャッスル覚醒！フォックス復帰でも止まらない2年目の進化と「唯一の課題」

ステフォン・キャッスルが真のスターになるために抱えている唯一の課題は、スリーポイントシュートです。

オフシーズンに多くの練習を積んだものの、現時点ではまだ成果につながっていません。

3P成功率24％でも1試合あたり4本近く放ち続けていますが、それをやめる必要はありません。

むしろ、その数字にもかかわらず、彼のスター性が目前に迫っていると多くの人が評価している点が注目すべきポイントです。

オールディフェンス級の守備と成長したオフェンス

キャッスルはすでにオールディフェンシブ1stチーム級の守備力を発揮しています。毎試合リーグ屈指のボールハンドラーと対峙し、昨季ジェレミー・ソーハンがベンチに回って以降はスパーズの最重要ストッパーとして活躍しています。

その一方でオフェンス面でも大きく成長しています。

今季は平均17得点、6リバウンド、約8アシストと、ほぼすべてのスタッツがルーキーイヤーから向上しています。スリーポイント成功率が下がった一方で、FG成功率は43％から50％へと改善しており、これは非常に大きな進歩です。

フォックス復帰後も変わらない影響力

ディアーロン・フォックスの復帰後も、キャッスルの影響力はまったく変わっていません。

スパーズが今季リーグ屈指のディフェンス力を誇る理由の一つは、ウェンビーだけではなくキャッスルの存在が大きいからです。彼はウェンビーの背後に広がるリムプロテクションを理解し、積極的なパスカットやボールプレッシャーを最大限に活かしてプレーしています。

特に平均1.7スティールという数字は、チームの中でも突出しています。

スパーズはディフェンシブレーティングこそトップ10に入っているものの、ターンオーバーの誘発力は期待値よりも低い状況です。

昨季よりスティール数は減っているものの、ターンオーバーからの得点は増えており、これは速攻の質が向上した証拠です。

キャッスルは走りながら最適な判断を下す能力に優れており、フィニッシュもパスも高いレベルでこなします。

進化を続ける若きスター候補

キャッスルは得点、リバウンド、アシスト、スティール、FG成功率など、ほぼ全ての指標を引き上げています。

スリーポイントには時間が必要かもしれませんが、これまでの努力や姿勢を見れば、最終的に習得する可能性は極めて高いと言えます。
また、フォックスが相手の最良ディフェンダーを引きつけているため、キャッスルが自由にプレーできる状況が整っており、これがさらなる成長を後押ししています。

フォックスと並んでプレーしたことでターンオーバーは劇的に減り、アシストは増加しています。キャッスルが将来的に複数回のオールスター選出を狙うためには、スリーポイントの精度向上が鍵になります。

努力を続ければ、彼はリーグでも止めようのない脅威となるでしょう。

引用元:AirAlamo