サンアントニオ・スパーズは今、あの有名な「ロデオ・ロードトリップ」で知られるこのチームにとっても、特に際立った過酷なスケジュールの真っ只中にいます。
日本時間12月3日にフロスト・バンク・センターで行われるメンフィス・グリズリーズ戦は、スパーズにとって、なんとここ9試合で唯一のホームゲームなんです。
毎年2月にやってくる恒例の「ロデオ」をまだ経験していないルーキー、ディラン・ハーパーにとって、これは彼が最近遂げた飛躍に対する「通告」のようなものでした。
この夏のドラフト全体2位指名を受けたハーパーは、3週間半の欠場から復帰したばかり。
チームはフェニックス、ポートランド（復帰戦）、デンバー、ミネソタをロードドリップを続けていました。
「これこそが、僕にとっての『NBAへようこそ』って瞬間だね。
僕らもうロードに出て何日だ？9日くらい？
で、今は戻るところだけど……次はいつまでロードに出るのか、正直わかってないんだ」
「NBAへようこそ」過酷な日程とハーパーの復帰
グリズリーズ戦の直後、サンアントニオは翌日の試合のためにオーランドへ飛びます。 その2日後にはクリーブランド・キャバリアーズ戦、そして12月8日にはニューオーリンズ・ペリカンズ戦と続きます。
さらに、NBAカップのグループCを勝ち抜いたことで、12月10日にはステイプルズ・センター（現クリプトドットコム・アリーナ）での試合が組まれました。 グループBの王者ロサンゼルス・レイカーズと対戦するその夜の結果次第で、その後の1週間が決まることになります。 現時点のスケジュールでは、そこから12月17日のワシントン・ウィザーズ戦まで試合が空くことになっているからです。
移動そのものは、ハーパーにとってそれほど不意打ちではありませんでした。
「正直、一番きついのは荷造りだよ。
十分な服を詰め込むこと。これってすごく過小評価されてる大変さだと思うんだ。
ありがたいことにポートランドに行った時、ナイキに行けたから良かったけどね。でも、このロードトリップ中、着る服がカツカツだったよ」
と、エンドースメント契約を結んでいるナイキについて触れながらハーパーは語りました。
リズムを取り戻しつつあるハーパー
前述のロード4連戦の締めくくりとなったミネソタ・ティンバーウルブズ戦（125-112で敗戦）で、ハーパーはわずか20分の出場で17得点を記録しました。
ビクター・ウェンバンヤマと昨季の新人王ステフォン・キャッスルを欠く手負いのチーム状況の中、彼はフィールドゴール12本中8本を成功させています。
これは11月2日以来の離脱から復帰して、3試合目のことでした。
自身の爆発力が戻りつつあるかという質問に対し、そう答えました。
「うん、間違いないね。
フロアのどこにいるべきか、リズムを取り戻せてきていると思うそれに正直、チームメイトが勝つために正しい場所に僕を導いてくれているおかげだよ。
僕はただコートに出て、自分のプレーをして、考えすぎないようにしているだけ。
こういった試合が、自分らしさを取り戻すのに間違いなく役立っているね」
自分のベッドで眠る夜が、ハーパーが日常の感覚を取り戻す助けになるかもしれません。
しかしスパーズが12月2日の早朝にサンアントニオに到着し、12月4日の夜中には再び出発するため、彼が得られる休息は今のところそれだけです。
「家にいられるのは36時間とか、あるいは24時間くらいかな。クレイジーだよ。
引用元:CLUTCHPOINTS
引用画像：San Antonio Spurs Photo Galleries
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