マット・ボナーが語るスパーズの「Xファクター」とは？

2025年のサンアントニオ・スパーズは、2023年に加入したビクター・ウェンバンヤマを中心に、久しぶりのプレーオフ進出を狙っています。

チームには契約延長した司令塔ディアーロン・フォックス、ドラフト全体2位指名のディラン・ハーパー、さらに新人王を獲得したステフォン・キャッスルといった有望な若手がそろいました。

しかし、スパーズの元2度の優勝メンバーであるマット・ボナーは、ある選手の存在を忘れてはいけないと強調します。

ラジオ番組でボナーはこう語りました。

「ヴァセルは過小評価されてると思う。オフェンスでもディフェンスでも驚くほど運動能力が高い。

健康さえ維持できれば大きな武器になるはずだ。みんなロスターを見る時、彼のことを忘れがちなんだ。

でもヴァセルは素晴らしい第3のスコアリングオプションになれる選手だ」

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ヴァセルの復活がプレーオフ進出のカギ

2024-25シーズン、デヴィン・ヴァセルは平均16.3得点、4リバウンド、2.9アシスト、フィールドゴール成功率44％、3ポイント成功率37％を記録しました。

オフシーズンの足の手術により11月9日まで復帰が遅れ、プレーオフ関連の賞レースには絡めませんでしたが、復帰後はオフェンス面でチームをしっかり支えました。

ヴァセル自身は明確な目標を口にしています。健康さえ維持できれば、最高レベルの選手と渡り合えると彼は自信をのぞかせました。

「プレーオフ、それだけだよ。それしか見てない。俺が健康な時は、チームがいいプレーをするってみんなわかってる。」

スパーズで2度の優勝を経験したボナーの言葉には重みがあります。

フォックスに次ぐ高額契約を持ちながら、まだ真の共演者としての地位を確立できていないヴァセル。

来季は彼の飛躍が、スパーズをプレーオフへ導く最大のカギになるでしょう。

引用元:SI.com