2025年のNBAドラフトは近年でも特に層が厚く、特にロッタリーピックではどのチームも外れがないといわれるほどの豊作となりました。
ラスベガスで開催されたサマーリーグでは、各チームの新人選手が自分の実力を示す場となり、その評価をさらに押し上げる機会となりました。
そんな中、サンアントニオ・スパーズは2つのロッタリーピックを獲得し、ESPNのジェレミー・ウー氏によれば、そのうちのひとりカーター・ブライアントは「ドラフト最大の掘り出し物」と称されています。
「この質問には最も幅広い回答が寄せられた。何人かの投票者は2つの答えを挙げたが、スパーズのルーキー、ブライアントが、ラスベガスでのサマーリーグにおける卓越したディフェンスを受けて最多票を獲得した」
「アリゾナ出身の彼は、もっと早く指名されると広く予想されていたが、ポートランドやアトランタがロッタリー終盤での指名権をトレードしたことで、スパーズが指名する順位まで落ちてきた」
ブライアントのディフェンスに早くも注目が集まっており、あるイースタン・カンファレンスのスカウトは次のようにコメントしています。
「ブライアントは3ポイントも決められて、ウィングの守備でインパクトを残せる選手になるよ。数年後にスパーズが勝ちまくってるとき、きっと『2024年にキャッスルを4位で、そして翌年にブライアントを14位で指名したのはすごい動きだったな』って言われるようになるさ。2人ともビクターと組んでディフェンスの核になるからね」
長いウィングスパンと守備力を活かして、スパーズの核となる可能性をすでに秘めているのです。
サマーリーグでディフェンス力を証明、オフェンス面の成長に期待
スパーズはここ数年、ロッタリーでの指名を通して若くハングリーなタレントを獲得してきました。
2025年ドラフトでもディラン・ハーパーとカーター・ブライアントという、将来的な中核になり得る選手たちを指名しています。
特にブライアントは、サマーリーグでその実力の片鱗を見せてくれました。
オフェンス面ではまだ発展途上ながらも、ディフェンス面での貢献が非常に目立ち、彼の存在がスパーズの指名理由の大きな一因であることは明らかです。
試合中には「相手チームを窒息させるようなディフェンスをしていた」と表現されるほど、ブライアントのディフェンスは圧倒的でした。
もしこのディフェンス力がNBAの本戦でも通用し、さらにオフェンスでのリズムをつかむことができれば、彼の未来は明るいものになるでしょう。
スパーズが若きディフェンスの柱として彼を育てていく姿が、すでにファンやスカウトたちの目に浮かんでいるようです。
引用元:CLUTCHPOINTS
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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