サンアントニオ市では、ここ数日、新アリーナ建設を含む「Project Marvel」をめぐって熱い議論が交わされてきました。
市長ジーナ・オルティス・ジョーンズ氏は、追加の独立調査を行うための「戦略的な一時停止」を提案しましたが、市議会は7対4でこの提案を否決しました。

同時に、市議会は資金提供の承認と、スパーズが提示した基本合意書への同意も可決しました。これにより、サンアントニオに新たなスパーズの本拠地が誕生する可能性が一歩前進したのです。
新アリーナの概要と今後のステップ
合意された条件は以下の通りです。
- 総費用:約13億ドル
- 収容人数:1万7,000〜1万8,500人
- 完成予定:2032-33シーズン開幕まで
- スパーズ負担:5億ドル以上+市・郡負担を超える分も全額カバー
- 市負担:最大4億8,900万ドル(総費用の38%以内)
- 郡負担:最大3億1,100万ドル(総費用の25%以内、住民投票承認が条件)
- リース契約:30年間、年間家賃400万ドル(毎年2%上昇)+移転禁止条項
- 副次的開発:ホテル・住宅・商業施設など総額14億ドルの再開発計画
- 地域貢献:30年間で7,500万ドルを市が管理する基金へ拠出
会議では、スパーズのオーナー、ピーター・J・ホルト氏やOBのショーン・エリオット氏が、経済効果や街の活性化を強調しました。一方で、一部の市民は透明性不足を理由に慎重な姿勢を求めました。
最終的には賛成が多数を占め、市の資金提供は承認されました。ただし、郡の負担分は11月4日の住民投票で決定されるため、まだ完全に確定したわけではありません。
ホルト氏の声明とファンの期待
ホルト氏は投票後、次のように語りました。
「今日の投票はサンアントニオにとって重要な一歩です。私たちは街の未来を信じています。税金や市の一般予算への影響はなく、このプロジェクトは真の官民パートナーシップになるでしょう。」
もし住民投票が承認されれば、新アリーナだけでなく、コンベンションセンターやアラモドームの大規模改修、住宅・商業開発まで含めた街全体の再開発が動き出します。
スパーズファンにとって、これは新たな時代の幕開けとなるかもしれません。
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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