好調を維持するサンアントニオ・スパーズは、層の厚さを武器に、ますます優勝争いにふさわしいチームに見え始めています。
若い才能とベテランのリーダーシップが理想的に融合しており、今シーズンすぐにでもチャンピオンシップを狙える陣容です。
その層の厚さを象徴する存在が、全体2位指名のディラン・ハーパーがベンチスタートで起用されている点です。
これは非常にぜいたくな状況であり、ポストシーズンで勝ち上がる上で大きな強みになります。
実際、リンガーのビル・シモンズもこの点を指摘しています。
特に注目すべきは、ハーパーがスパーズにおいて「5番目のオプション」と言える立ち位置にありながら、そのクオリティが極めて高い点です。
ディラン・ハーパーがもたらす贅沢すぎる選択肢
NBAキャリア最初の15試合で、ハーパーは平均13.1得点、3.7アシストを記録しています。
出場時間はわずか21.9分ですが、36分換算では21.4得点、6.0アシストに相当します。
役割が拡大していけば、彼のパフォーマンスがさらに向上することは間違いありません。
今後のスパーズにおいて、極めて重要な存在になっていく可能性があります。
ロサンゼルス・レイカーズとのNBAカップ準々決勝は、ハーパーが今季の差を生む存在になり得ることを証明した試合でした。
出場時間は20分にとどまったものの、13得点・3アシストを記録し、何度も追い上げを見せるレイカーズにプレッシャーを与え続けました。
さらにこの試合では、スパーズの3ガード体制の可能性も明確になりました。
常に2人のスラッシャーをコートに置くことができ、トランジションから簡単な得点を量産。
相手ディフェンスを休ませない展開を作り出していました。
スパーズにとっての真のXファクター
19歳ながら、ハーパーはすでにリーグ屈指の「ペイントアタック能力」を持つポイントガードの一人です。
ゴール下(3フィート以内)のシュート成功率は66.7%と驚異的な数字を残しています。
サイズ、巧みさ、スキルを兼ね備えており、ペイントエリアへの侵入を防ぐこと自体が難しく、侵入された後は止めるのがさらに困難です。
スパーズは必ずしも彼にゲームメイクを求める必要はありません。
コートに立っている間は、とにかく得点を奪うことに集中すればよく、実際それを高い効率で実行しています。
全体2位指名としては驚くほど小さな役割にもかかわらず、スタッツは非常に優秀です。
比較として、ステフォン・キャッスルは昨シーズン平均14.7得点を記録しました。主にベンチ起用でしたが、15試合で先発し、平均26.7分プレーしています。
ハーパーは、より少ない出場時間で、より高い効率と生産性を示しています。
この点は、彼の方が将来的な上限が高い可能性を示唆しており、今季のキャッスルの完成度を考えると、非常に恐ろしい話です。
今後もハーパーには、積極的にペイントを攻め、簡単な得点を自分と味方のために生み出し続けることが求められます。
それこそが、彼がスパーズにとって唯一無二のXファクターである理由です。
プレーオフが近づく頃には、今よりはるかに完成度の高い選手になっている可能性があります。
そうなれば、スパーズの今季の天井は、私たちが想像している以上に高くなるはずです。
引用元:AirAlamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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