スパーズはまだ完成されたチームとは言い難く、多くの指標がその点を示しています。
特に顕著なのが、リーグでもっとも危険な武器である3ポイントへのディフェンスです。
現在スパーズは3P成功率被ディフェンスで28位となっており、相手は39%という高確率で沈めています。
この弱点が、せっかくリードを広げても守り切れない大きな要因になっています。
一方で、スパーズはペイントに一歩踏み込んだ瞬間から得点を奪うのが非常に難しいチームになります。
2ポイントに対するディフェンスはリーグ2位と優秀で、これはリムプロテクトに限らず、フローターやミドルレンジのプルアップに対しても強固です。
(このスタッツの1位はOKCです。)
スパーズは「内は鉄壁・外は脆い」というアンバランスな構造を抱えている状況です。
スパーズのディフェンス戦略に欠けているもの
スパーズは1試合あたりの3P試投数をリーグ15位に抑えており、一見すると平均的です。
しかし実際にはこの部分こそ改善の余地が大きく、正直なところ順位に反して苦戦している印象が強いです。
主な原因はディフェンスローテーションの規律不足で、これによって無駄に多くの3Pを打たれてしまっています。
ウェンビーが不在の今はもちろん、彼が出場していた時でさえ起こっていた問題で、本来なら起きるべきではありません。
「エイリアン」がいる以上、理想はドライバーをリングへ誘導し、リーグ最長のウイングスパンを持つウェンビーに苦しいシュートを強いることです。
その結果、スパーズはリーグ5位のディフェンシブレーティングを記録していました。
しかし、相手が無理なショットを避けて賢く動くと、スパーズはポジションを崩される場面があります。
カッティング、スクリーン、パス回しを続けるモーションオフェンスには弱さが出てしまい、最終的にアウトサイドを空けてしまうケースが増えています。
まるで選手たちが「どうせウェンビーがブロックするだろう」と構えてしまい、ディフェンスのポゼッションを完遂できていないようにも見えます。
結果としてマークに遅れ、シュートチェックが間に合わず、相手に理想の3Pを許してしまっています。
早いローテーションこそが必須です。
もちろん、ウェンビー不在時はさらに難易度が上がります。
リムプロテクターを欠くとペイントへの侵入を防げず、収縮したディフェンスから外を空けてしまう悪循環が生まれるためです。
ウェンビーの離脱は10日程度ですが、復帰までの間に改善策を探る必要があります。
ウェンビーが戻ればディフェンスは確実に楽になり、課題である外のディフェンス改善にも光が見えてくるはずです。
引用元:AirAlamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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