サンアントニオ・スパーズのスター、ウェンビーは2年目で大きな成長を遂げましたが、NBAのエリート選手に加わるためには、まだ改善すべき部分があります。特にピック&ロールのプレーは今後の鍵です。
彼はスクリーンの精度が高くないため、味方がバスケットに向かって勢いをつけにくい場面が目立ちました。
その結果、スパーズはウェンビーをゴール下へロールさせるよりも、3ポイントラインにポップさせる形を多用してきました。
しかし、キャッチ&シュートでは安定感に欠けており、スポットアップやプルアップ、ステップバックの3ポイントは得意でも、ピック&ポップの場面では改善の余地が大きいのです。
今季、スパーズがプレーメイカー陣を大幅に強化したからこそ、ウェンビーの進化がより重要になります。
ピック&ロールの達人になれるか
現在のスパーズには、ディアーロン・フォックス、ステフォン・キャッスル、ディラン・ハーパーといった優れたプレーメイカーが揃っています。彼らと連携することで、ウェンビーはより多くの得点機会を得られるはずです。
昨季、彼は平均24.3得点を記録しましたが、クリス・ポールと共にプレーしても期待されたロブプレーはあまり発揮できず、むしろアウトサイドに漂う傾向が強く出ていました。
8.8本の試投で3ポイント成功率35.3%は十分立派ですが、より効率的な得点を狙うならスクリーンの精度を高め、味方にスペースを与えることが不可欠です。
得点のバリエーションが鍵
スパーズはウェンビーに簡単な得点機会を与える必要があります。たとえば、バーンズやヴァセルといったシューターに3Pのチャンスを作り出すだけでなく、ウェンビー自身がハードにゴールへロールする動きを増やすことが大切です。
すべてのスクリーンの後に25フィート先で待つのではなく、時にはリングへ突進し、ディフェンスにプレッシャーを与えるべきです。仮にボールを受け取れなくても、ドライブの後ろを追いかければパスやリバウンドからイージーな得点につながります。
理想的な割合は、P&Pを40%、ゴールへのロールを40%、ミドルレンジを20%ほど織り交ぜることです。
より高確率なショットを増やし、かつピック&ポップの成功率を高めれば、ウェンビーは守るのが不可能な存在となるでしょう。
つまり、ウェンビーがNBAの頂点に立つための第一歩は、ピック&ロールの極意をマスターすることにあるのです。
引用元:AirAlamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
YouTubeでもスパーズ情報を発信中!
チャンネル登録・応援いつもありがとうございます!
ご支援いただけると励みになります!
NBAブログランキングに参加中!

NBAランキング
ブログ村にも参加しています🏀
良ければクリックで応援お願いします!

にほんブログ村
コメント