今日はアウェーでキャブスとの対戦です。
スパーズは4日間で3都市目というタフな日程です。
レギュラーシーズンの試合日程はこちらを参考にしてください。
試合結果
連勝ストップ。
試合内容
立ち上がりから互角の展開となりましたが、トランジションディフェンスが普段より機能せず、レーンへの侵入を許す場面が目立ちました。
そんな中でチームを引っ張ったのがヴァセルです。1Qだけでスリー4本を沈め、果敢にラインへアタックし、モブリーのリムアタックをブロックするなど攻守で存在感を発揮しました。さらに相手のボール管理の甘さを突き、ケルドンとソーハンのベンチ組も勢いづいてリードを確保しましたが、2Q開始時点では5点差と大きく突き放すには至りませんでした。
2Qに入ってもモブリーを中心としたキャブズのインサイド攻勢に苦しみ、ディフェンスがやや後手に回りました。それでもベンチ陣が引き続き奮闘し、フォックスが得意のミドルレンジやハンドラーとしてのプレーメイクでオフェンスを支えます。ヴァセルはさらにスリーを3本追加し、前半だけで25得点と爆発。FG63.6%と高効率でスパーズのオフェンスを牽引し、前半終了時には8点のリードを確保しました。
しかし後半開始直後、キャブズがわずか2分で逆転。スパーズはボールムーブメントが完全に止まり、1on1中心の停滞したオフェンスとなってしまいます。その隙を突かれて8-0のランを許し、ミッチHCが複数回タイムアウトで立て直しを図るも流れを変えることができませんでした。
ケルドンがベンチで声をかけて仲間を鼓舞する場面もありましたが、ディフェンスはインサイドで踏ん張れず、モブリーのフィジカルとサイズを全く抑えられません。
終盤にかけて点差は17点に広がり、4Qは多少オフェンスの流れが戻ったものの、キャブズのインサイドアタックとキックアウトからのスリーに対応できず、残り2分でミッチHCは勝負を諦め交代を選択しました。
試合の印象
ウェンビーとコーネットを欠いた影響が最も色濃く出た一戦でした。スパーズはここ最近、主力不在でもシステムで耐えて勝ち切ることができていましたが、今回ばかりはインサイドの穴を埋めきれませんでした。
ペイントエリア80失点という数字は、リムプロテクトだけでなく、ローテーションの遅れ、トランジションでの戻り、スイッチ後のミスマッチと多くの問題を示しています。
特にモブリーに対してサイズで劣るため、スパーズはヘルプローテーションを増やさざるを得ず、そこからキックアウトのスリーを許す形が増加しました。
3Qの崩壊は、過密日程による疲労と、相手の修正力に対応できなかったことが原因です。 前半好調だったオフェンスに頼りすぎ、ディフェンスの強度が上がった後半に手詰まりとなりました。
オフェンス面では、前半はヴァセルとフォックスがゲームをコントロールしていましたが、後半はアイソレーション気味となり、パスが止まる悪い癖が露呈。
フォックスは前半は無類の強さを見せたものの、後半はミッチェルの気迫に押され、徐々に存在感を失いました。
ただヴァセルの活躍は目を見張るものでした。
前半の爆発は圧巻で、スパーズのオフェンスを完全に牽引しました。スリー7本を沈め、キャッチ&シュートだけでなくミドルやリムでのフィニッシュも積極的でした。ディフェンスでもモブリーへのブロックを見せるなど、攻守に存在感を示しました。後半は相手のマークが厳しくなりやや影が薄くなりましたが、それでも今日のハイライトは間違いなく彼です。
「インサイド不在の限界」がわかりやすく出た内容でした。ただし、スケジュールの厳しさもあり、体力的に苦しい試合だったことも考慮すべきでしょう。
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
YouTubeでもスパーズ情報を発信中!
チャンネル登録・応援いつもありがとうございます!
ご支援いただけると励みになります!
NBAブログランキングに参加中!
NBAランキング
ブログ村にも参加しています🏀
良ければクリックで応援お願いします!
にほんブログ村


コメント