ロサンゼルス・クリッパーズは今月初め、チームの4試合に及ぶロードトリップの途中で、クリス・ポールを自宅に戻すという衝撃的な決断を下しました。
昨シーズンはサンアントニオ・スパーズで生産性の高いスターターとしてプレーしていた将来の殿堂入り選手ですが、現在はクリッパーズとともに新天地を模索する状況となっています。
ポールはNBAカップを観戦するためラスベガスを訪れ、スパーズのレジェンドであるトニー・パーカーの隣でコートサイドに座り、かつてのチームメイトたちがSGA率いるオクラホマシティ・サンダーと対戦する様子を見守りました。
スパーズはこの試合に勝利してNBAカップ決勝へ進出しましたが、決勝ではニューヨーク・ニックスに敗れています。
準決勝後、ポールはビクター・ウェンバンヤマや元スパーズのチームメイトたちと抱擁を交わす姿が目撃されました。
そして、彼らもまた、クリッパーズで起きた一連の出来事に驚きを隠せなかったようです。
昨シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーであるステフォン・キャッスルです。
「彼は昨シーズン、僕たちにとって素晴らしいリーダーだった。
82試合すべてでポイントガードを務めてくれたし、シーズンを通して何でも相談できたのは、特にルーキーだった自分にとって本当に大きかった。
正直、彼に起きたことにはかなり驚いている」
スパーズの若手たちに残した大きな影響
今シーズンのポールはクリッパーズでの出場機会が限られ、平均2.9得点、1.8リバウンド、3.3アシストにとどまりました。
シュート面でも苦しみ、フィールドゴール成功率32.1%、3P成功率33.3%という数字でした。
約1か月前、ダラス・マーベリックス戦の敗戦後に、アソシエイト・ヘッドコーチのジェフ・ヴァン・ガンディとの激しい口論が起きたことが決定打となり、クリッパーズはロードトリップの途中でポールを自宅に戻す判断を下したとされています。
ハリソン・バーンズも語っています。
「僕もすごく驚いた。
クリスはキャリアの中でも特に好きなチームメイトの一人だ。
20年目のシーズンで82試合すべてに先発したこと、その存在感やロッカールームにもたらしたものは、今シーズンにその恩恵が表れている。昨年の彼は本当に素晴らしかった。そのロッカールームにいなかったから、詳しい事情は分からない
でも、このリーグとバスケットボールに多大なものを捧げてきた彼のような選手が、ああいう状況に置かれているのは残念だ」
ポールは昨シーズン、スパーズで82試合すべてに先発し、平均8.8得点、3.6リバウンド、7.4アシスト、1.3スティールを記録しました。
1試合あたり28分出場し、FG成功率42.7%、3P成功率37.7%と効率面でも安定していました。
ケルドン・ジョンソンも語っています。
「ああいう形になったのは本当に残念だ。
クリスは僕だけでなく、チーム全体にとって素晴らしいベテランだった。
すべてがうまく収まって、良い方向に進むことを願っている。
さらに、シーズン途中でサクラメント・キングスからスパーズにトレード加入したディアーロン・フォックスも、短い期間ながらポールと一緒に過ごせたことに感謝を示しました。
「最後に何が起きたのかは分からないし、そこについて意見はない.
でもCPは本当に素晴らしかった。プロフェッショナルで、ベテランだった。
ここに来てすぐ、どこでボールが欲しいか、どんなスポットが好きかを聞いてくれた。
それこそが、全盛期やニューオーリンズ、最初にL.A.に来た頃から見てきたポイントゴッドの姿だ。昨シーズンは成長痛の多い1年だったけど、彼がチームに与えてくれたものに、みんな感謝していると思う」
クリス・ポールは、今季がNBAでのラストシーズンになると正式には発表していません。
しかし、ノースカロライナ州で最後の試合を終えたことを示唆する動画や、ロブ・シティ時代のクリッパーズを振り返る映像をSNSに投稿しています。
21年間のキャリアで、レギュラーシーズン1,370試合に出場し、平均16.8得点、4.4リバウンド、9.2アシスト、2.0スティールを記録しました。
通算アシスト数(12,552)とスティール数(2,728)はいずれも歴代2位で、ジョン・ストックトンに次ぐ数字です。
通算得点は23,058点で歴代41位にランクされています。
引用元:CLUTCHPOINT
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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