「フレンチ・バニラ」はニックスに通用するのか?スパーズ、崖っぷちからの逆転策を探る。

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サンアントニオ・スパーズはNBAファイナルの第2戦も落としました。
0勝2敗。しかも内容が内容だけに、正直かなり頭を抱えています。
今日はリバウンドの話と、コーネット起用に関して思うことを書かせてください。

昨夜のファイナル第2戦、スパーズが敗れた一番の原因はリバウンドの攻防にあったと思います。

数字だけ見ると44対42で、差はたったの2本。
でも1ポゼッションを争う接戦では、この2本の差が勝敗を分けることがある。
特にダメージが大きかったのが、ニックスのオフェンスリバウンドです。
ニックスに10本を許した一方、スパーズは5本。
セカンドチャンスからの得点で5点多く奪われました。

これだけ僅差の試合では、たった5点の差が致命傷になるんです。

コーネット起用が抱えるジレンマ

対抗策として名前が挙がるのが、ウェンビーとコーネットの超大型デュオ、いわゆる「フレンチ・バニラ」の同時起用です。
レギュラーシーズンでは確かに機能した組み合わせですが、相手がニックスとなると話は別です。

コーネット自身、このプレーオフは本当に苦しい戦いが続いています。
トレイルブレイザーズ戦ではまずまずの動きでしたが、シリーズが進むにつれてキレを失っていきました。
出場時間もラウンドを追うごとに減少し、第1ラウンドの平均19.4分から、このファイナルではここまで9.0分にまで落ち込んでいます。

ジョンソンHCにとって、コーネットはウェンビーがベンチに下がる時間帯にインサイドを安定させてくれる信頼できる存在でした。
ただ最近はその役割を果たすことが難しくなっています。

理由はシンプルで、器用さと機動力の不足です。
コーネットはペイント内のプレーに限定されがちで、オフェンスの幅を広げる手段がほとんどありません。
ディフェンスではドロップに頼り切っているため、相手にはとっくに対策を立てられています。
今プレーオフでは正面からドライブで突っ込まれてレイアップを決められる場面が何度もありました。

さらに厳しいのが、ニックスとの相性の悪さです。
ニックスはリーグでも指折りの「5-out」を実行できるチームです。
ブランソン、シャメット、ブリッジズ、アヌノビー、タウンズが揃ってスリーポイントラインの外に広がった時、コーネットがマッチアップできる選手は一人もいなくなります。
これはウェンビーの隣にいようがいまいが変わりません。

ブランソンのピックアンドロールへの対応も問題です。
ドロップで下がればプルアップジャンプシュートを沈められる。
前に出てヘッジかスイッチを選べば、今度はドライブで簡単に置き去りにされる。
どちらを選んでも正解がない状況です。

ディフェンス面では、コーネットがペイント内にいることでウェンビーがペリメーターの守備に回らざるを得なくなり、最大の武器であるゴール下の支配力が活かせません。
オフェンスでも、ウェンビーがフェイスアップでドライブやシュートを狙うためのスペースをコーネットが埋めてしまいます。
ニックスからすればコーネットへのマークを切ってウェンビーのカバーに専念できる、理想的な状況になるわけです。

0勝2敗でホームに戻るスパーズは、とにかくあらゆる手を試して活路を見つけなければなりません。
「フレンチ・バニラ」のテストも選択肢の一つかもしれませんが、このシリーズで機能するかと言われると、正直厳しいと思わざるを得ません。

ただ、このチームはティンバーウルブズ戦でも、サンダー戦でも、誰も信じていなかった場面から這い上がってきました。
第3戦、ホームの声援を力に変えて、まず1勝。そこからです。

引用元:AirAlamo

引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries

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