カーター・ブライアントが語るスパーズ加入の喜びと未来への期待とは？

2025年6月29日

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2025年NBAドラフトでサンアントニオ・スパーズに指名されたカーター・ブライアントが、記者会見で自身のルーツやプレースタイル、チームとのフィットについて語りました。

ここではその内容を抜粋しながら、彼の素顔や考え方を紹介します。

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― これまでのスパーズの選手の中で、自分のプレースタイルに一番近いと思うのは誰ですか？
最初に思い浮かんだのはカワイ（・レナード）。守備のバリエーションとか、キャリアの早い段階からいろんなポジション守れてたし。
成長していく過程を見てて、間違いなく世界トップの選手の一人…いや、トップ3に入るくらいの選手になってったなって思う。
KD、ステフ、レブロンが不動のトップ3って言われてた時代に、それでもカワイは「自分もそこにいる」ってことをちゃんと証明し続けてた。それが一番印象に残ってる。

― スパーズにどうフィットできると思いますか？一緒にプレーするのが楽しみな選手は？
俺はエネルギーとかタフさとかフィジカルでチームに貢献できるタイプだと思ってる。
毎試合きっちり出て、全力で戦えるし、そういう姿勢をチームにもたらしたい。
一緒にやるのが楽しみなのは、やっぱディラン（ハーパー）。高校の頃から「一緒に大学でやれたらいいよな」ってずっと話してた仲なんだ。
結局大学ではできなかったけど、今回のドラフトで同じチームに入れて、しかも2人ともロッタリーピック。スパーズを代表できるなんて、本当に最高。

― スパーズというチームについてどんなことを学びましたか？
一番最初に感じたのは、「この組織、他と全然違うな」ってこと。
とにかくクリーンで、進め方が速くて正確で、すべてにちゃんと意味がある。
それから「勝つために戻ってくる」っていう強い意志。チャンピオンを本気で狙ってるっていう空気を、スタッフ全員からビシビシ感じた。

― 若いチームで一緒に成長するという部分については？
このチーム、めちゃくちゃ伸びしろあると思ってる。俺もディランもウェンビーもキャッスルもフォックスもハリソンも、まだまだこれからの選手。
今はまだ途中かもしれないけど、数年後には「このチーム、マジでやばかったよな」って言われるような、そんな王朝を築ける可能性があると思う。

― アリゾナ大学出身として、ショーン・エリオットも喜んでるかも？（笑）ディランの印象は？
そうだとうれしいね。偉大な先輩だよ。

あとディランと初めて会ったのは、AAUの大会。ニューヨーク・ラムズってチームと試合して、そのときにやられた（笑）
チームで一番でかかったのが俺だったから、「お前が5番守れ」ってコーチに言われて、「絶対止められる」って答えたんだけど、ディランがベンチで「お前には止められねーよ」って言ってきた（笑）
そんな彼と今、同じチームでプレーできるのは感慨深い。

ディランはほんとにいいやつだし、家族も最高。お父さんもお母さんも、いつも俺のことを大事にしてくれてる。本当に感謝してる。

― 聴覚障がいコミュニティとの関わりについては変化ありましたか？
間違いなくある。どこのチームに行ってもこの活動に注目集めたかったんだけど、サンアントニオは特に「全部に意味を持って行動する」って文化があるから、そういう意味でもここに来れたのは嬉しい。
でも俺のスタンスは変わらない。聴覚障がいのコミュニティとのつながりは、これまでもこれからもずっと大事。
今日も「バレンシア家」と「スクーピアック家」のみんなが来てくれて、インタビューに向かうときにスタンドから手話で「アイ・ラブ・ユー」ってやってくれたんだ。もう感謝しかない。

― ウェンバンヤマとの共演について
一番楽しみなのは守備面。ディフェンスが本当に好きなんだ。ウェンビーが後ろにいてくれると思うと、もっとアグレッシブに守れる。
もちろん頭も使わなきゃいけないけど、ああいう存在がペイントに控えてるだけで、前で仕掛けやすくなる。
それって、エリートディフェンダーを目指すうえでめっちゃ大きい。
オフェンスでは、ウェンビーの“重力”がとにかくすごい。彼がいるだけで、俺もディランも、他の選手ももっともっと成長できると思う。これからいろいろ吸収していきたい。