サンアントニオ・スパーズがこれほどの高揚感に包まれたのは久しぶりです。
その中心にいるのはもちろん、ビクター・ウェンバンヤマ。
ここまでの存在感を示した選手は、過去にもほとんどいませんでした。
プレシーズンでスパーズは5戦全勝。
ウェンビーは75ポゼッションあたりで29.4P、15.2R、6.9A、3.5B、1.7Sという驚異的な数字を記録しました。
チーム全体の勢いは明らかに増しており、選手たちの意識も明確です。
スパーズのミッチ・ジョンソンHCはこう語っています。
「俺たちはその日の仕事をするだけだ。スローガンも決まり文句もいらない。ただひたすら働くだけだよ」
「もっと助けが必要だ」ウェンビーの言葉とスパーズの変化
NBAチャンピオンのリチャード・ジェファーソンは、ウェンビーのルーキーイヤー当時の噂について語りました。
「バスケットボール界では、ウェンビーがサンアントニオに来た初期の段階で『もっと助けが必要だ』『もっと優れた選手が周りにほしい』と伝えたという噂があるんだ」
その“助け”は、今まさに整いました。
スパーズはNBAドラフトでステフォン・キャッスル、ディラン・ハーパー、カーター・ブライアントを獲得。
さらにシーズン途中にはディアーロン・フォックスを加え、ウェンビーのオフェンス面でのサポート体制が大幅に強化されました。
2024年の新人王に輝いたキャッスルは、今季にかける意気込みを語ります。
「プレッシャーから解放された気分だよ。これでチームとしての目標に集中できる。俺たちの目標のひとつはプレイオフ進出。それが2年目の成功になると思う。
優れたガードたち、特に同年代で非常に高いレベルにある選手たちに囲まれること…俺達は長い間一緒にプレーするだろうね。
そのポジションを共有し、お互いから学べるということは、間違いなく素晴らしい気持ちだよ。」
スパーズのフロント陣も迅速に動きました。
フォックス獲得後もブライアン・ライトGMは補強を止めず、ルーク・コーネットやケリー・オリニクといったフロントコートの層を厚くしています。
彼らのサイズはオフェンスを円滑にするだけでなく、チームが最も重視するディフェンスの強化にもつながります。
ウェンビーの周囲に「より優れた選手」が集まったことで、スパーズのアイデンティティはより明確になりつつあります。
ジョンソンHCは最後にこう語りました。
「このチームはヴィクターを映す鏡でありたい。彼は我々のベストプレイヤーで、チームの中心だ。これからも彼を中心に構築していく」
ウェンビーを核とした新生スパーズ。
その歩みは静かに、しかし確実に、再び栄光へと向かっています。
引用元:SI.com
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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