「素晴らしい未来がある」クリス・ポール、サンアントニオでの1年を振り返る

ベテランガードのクリス・ポールが、来季ロサンゼルス・クリッパーズへの復帰を決断したことを受けて、
サンアントニオ・スパーズのファンや関係者に向けて、心のこもった感謝のメッセージをSNSに投稿しました。

インスタグラムに投稿された言葉には、1年だけの所属だったとは思えないほどの深い愛情とリスペクトが込められていました。

「この旅に感謝してるよ。スパーズの組織、ポップ（HC）、ミッチ（AC）、チームメイト、コーチングスタッフ、そして素晴らしいファンのみんな、本当にありがとう。ここには豊かな歴史があり、明るい未来がある。2-1-0(サンアントニオの市外局番)に愛しかないよ」

ポールはこのように綴り、サンアントニオでの時間を振り返りました。

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プロとしての姿勢を貫いた1年

40歳という年齢にもかかわらず、ポールは昨季82試合すべてに出場。
8.8得点、3.6リバウンド、7.4アシスト、1.3スティールを記録し、オフェンス面での貢献だけでなく、
若手選手たちにとっても貴重な経験と知識を共有してくれる存在でした。

チーム内外から高い評価を受けたその姿勢は、スパーズの若手ガードたち——
ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞したキャッスル、オールスター級のフォックス、
そして全体2位指名のハーパーといった選手たちの成長に大きな影響を与えました。

さらに、ポールは2025年のオールスター・スキルチャレンジにもスパーズ代表として出場。
南サイドの壁画にその姿が描かれるなど、サンアントニオの街にも深く受け入れられていたことがわかります。

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一時代を築いたスター選手が、次なるステージへと旅立ちました。

しかし、ポールがスパーズにもたらした価値は数字では測れないものばかり。
「プロフェッショナリズムとは何か」を体現した彼の存在は、再建中のスパーズに確かな足跡を残しました。