スパーズはなぜウェンビーのピック&ロールを活かさない?来季に向けた課題と可能性

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サンアントニオ・スパーズの面々は、おそらくNBAプレーオフを観戦しながら「来シーズンこそは自分たちがあの舞台に立ちたい」と夢を描いていることでしょう。

その可能性は十分にありますが、そのためにはロスターの欠陥をいくつか修正し、さらにスター選手であるビクター・ウェンバンヤマの活かし方を見直す必要があります。

ウェンバンヤマは、深部静脈血栓症でシーズンの半分を欠場したものの、来シーズンはより成長した姿で復帰することが期待されています。その際には、新たに習得したいくつかのスキルを引っ提げて戻ってきてくれるはずです。

スパーズがクリス・ポールを獲得した当初、多くの人が「ピック&ロールを多用するようになるだろう」と予想しました。

それもそのはず。ポールは歴代でも屈指のピック&ロールの名手であり、タイソン・チャンドラー、ディアンドレ・ジョーダン、ディアンドレ・エイトンといったロブを決められるアスレチックなビッグマンとともに成功を収めてきました。

しかし意外なことに、スパーズは今シーズン、ポールとウェンバンヤマのピック&ロールをほとんど実行しませんでした。

スパーズは来季、ウェンバンヤマのピック&ロール活用を増やすべき

代わりにポールはウェンバンヤマに対してピック&ポップで3ポイントを狙わせる展開が多く見られました。

確かにこれはウェンバンヤマに実戦での3P経験を積ませる意図があったのかもしれませんし、現状では彼がまだ強くスクリーンをかけられないという事情もあったでしょう。

それはそれで価値のある試みでした。というのも、ウェンバンヤマはこれまで「理論上の武器」とされてきたスキルを実際に披露できるようになったからです。

しかしその一方で、スパーズはウェンバンヤマの身長とウイングスパンが持つ「リムへの圧力」を最大限に活かしきれていなかったとも言えます。

一般的にスタークラスのビッグマンがロールマンになるのは少しもったいない印象もありますが、実はウェンバンヤマにとっても、そしてスパーズにとっても大きなプラスになる可能性があります。

現時点では、彼の身長をオフェンス面で最大限に活用できているとは言えません。

彼がスクリーンをかけることで、ディアロン・フォックスやステフォン・キャッスルがディフェンスを引き離しやすくなり、その結果ウェンバンヤマのマークマンがスライドしてドライブを止めに来る必要が出てきます。

するとウェンバンヤマがバスケットに向かってスプリントすれば、フォックスやキャッスルにとっては絶好のロブパスのターゲットとなり、簡単に得点できる流れが生まれます。

ウェンバンヤマがセンターとして起用されているなら、彼のダイブを止められる相手はいないでしょう。

ウェンバンヤマはミドルレンジの習得とロールの活用で飛躍できる

さらにラマーカス・オルドリッジのようにミドルレンジからのピック&ポップも取り入れることで、より確率の高いショットを得られ、シュートのバリエーションを広げることができます。

それにより、彼のプレーに予測不可能性が加わるでしょう。

相手チームは、ウェンバンヤマがバスケットにロールするのかミドルでポップするのか、3Pラインまで出てくるのか、すべてに備えなければならなくなります。

相手が大柄で鈍足なディフェンダーならピック&ポップで3P、逆に小さくてロブに対応できない相手ならピック&ロールというように、彼は自在に選択できるようになるのです。

総じて言えば、ピック&ロールからのロールと、ピック&ポップからのミドルジャンパーを組み合わせることで、ウェンバンヤマはより効率良く、簡単に得点を重ねられるようになります。

これらのスキルを加えることができれば、彼は攻撃面でも“止めようのない存在”となる可能性を秘めています。

引用元:Air Alamo

引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries

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