サンアントニオ・スパーズは、非常によく整ったチーム編成をしています。
2025年のNBAドラフトでは、ディラン・ハーパーとカーター・ブライアントを獲得し、彼らは今後のフランチャイズを支える存在として期待されています。
さらに、2025年の新人王に輝いたステフォン・キャッスルにも大きな期待が寄せられています。大学時代と同じように、勝利につながるバスケットボールをスパーズにもたらすことが求められるでしょう。
若手に加え、ディアロン・フォックス、ハリソン・バーンズ、ルーク・コルネット、ケリー・オリニクといった経験豊富なベテランもチームに名を連ねています。
ただし、このチームが高い天井を持つと考えられるのは、やはりヴィクター・ウェンバンヤマという絶対的な存在がいるからにほかなりません。
ウェンバンヤマと新コーチ、進化の可能性
「ジェネレーショナル(世代を超える)」という言葉は乱用されがちですが、ウェンバンヤマに関してはまさにその通りです。
身長221cmながらガードとセンター両方のスキルを持ち、NBAは彼のような選手をこれまで見たことがありません。
NBAデビューから2シーズンで、彼はゲームチェンジャーとしての資質を証明しました。
2年連続でリーグのブロック王となり、2年目には平均24.3得点を記録しています。
そして3年目を迎える今、新たなコーチングスタッフの加入が、彼を常連のオールNBA選出へと押し上げる最後のピースになるかもしれません。
スパーズは月曜日、元NBAオールスターのラシャード・ルイスをプレイヤーデベロップメントコーチとして迎えることを発表しました。
若手の多いスパーズにとって、この人事の恩恵を最も受けるのはウェンバンヤマでしょう。
ルイスは2005年から2009年にかけて全盛期を迎え、シアトル・スーパーソニックスとオーランド・マジックで活躍し、2度のオールスター選出、平均20得点近い数字を残しました。
特に3Pシュートにおいては当時約40%という高確率を誇り、ペリメーターでの得点力はリーグ屈指でした。
ウェンバンヤマもシーズン終盤にはシュート精度が向上しましたが、ルイスの指導を受けて高品質なショットを打ち、3P成功率を37%程度まで伸ばすことができれば、ディフェンスはさらに彼を恐れる存在となるはずです。
さらに、スパーズはフォックス、キャッスル、ハーパーといったボールハンドラーを多く揃えており、今後ウェンバンヤマをオフボールで使う場面が増える可能性もあります。
ルイスの全盛期(2005~2009年)に決めた3Pのうち実に93.3%がアシスト経由だったのに対し、ウェンバンヤマはキャリア2年で83.0%にとどまっています。
オフボールでのプレーをさらに解放することは、スパーズが必要としているだけでなく、ウェンバンヤマ自身がさらなる進化を遂げるためのカギになるでしょう。
そして、そのための理想的なメンターが、今スパーズに加わったのです。
引用元:SI.com
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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