【2026-27シーズン展望】トバイアス・ハリス獲得がスパーズにもたらす真の価値とは?

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開幕まで3ヶ月を切った今、サンアントニオ・スパーズは「ノーマークチーム」という立場ではなくなりました。 しかし、チームはその対策をしっかりと講じています。

フロリダ大学で2度の優勝実績を持つベテランアシスタントコーチ、ビリー・ドノバンを招聘。

さらにトバイアス・ハリスと契約し、大一番で途中出場から得点できる実績あるベテランを加えました。 彼はビクター・ウェンバンヤマがベンチに下がっている時間帯で、決定的な役割を果たすことが期待されています。

エースが休む時間帯は、相手チームがアクセルを踏み込んで畳みかけてくるため、試合の中で最も重要な時間帯の一つです。 ジミー・バトラーがマイアミ・ヒートにいた頃、第4クォーター冒頭の彼が休む4〜6分間に、多くの試合の展開が不透明になっていました。 また、デンバー・ナゲッツでニコラ・ヨキッチが休んでいる時間帯の脆さは、彼が史上最高の全盛期にあるにもかかわらず、ナゲッツがファイナルに戻れていない理由の一因となっています。ヨキッチが一人で多くを背負わされすぎているからです。

これまでスパーズのウェンバンヤマ不在時間帯における主な得点源は、ディアロン・フォックスやデビン・ヴァセルであり、フロントコートでの得点の脅威はハリソン・バーンズでした。 ディフェンダーに身体を当ててねじ込む能力に長けた機動性のある選手をフロントラインに加えることで、フォックスやヴァセル、あるいは2026-27シーズンのガード陣が体力を消耗しすぎるのを防ぐことができます。 同時に、ルーク・コーネットのプレイの限界をカバーすることも容易になるはずです。

ハリスがもたらす戦術的柔軟性

ハリスの汎用性の高さがあれば、特定の相手に対してスピードを維持するために、彼を「スモールボールのセンター」として試す実験も可能になるかもしれません。 これは、彼がこれまでのキャリアでまとまった時間としては試してこなかった起用法です。

ハーテンシュタインに対する見事な追撃ブロックがプレーオフのハイライトとなったルーク・コーネットには敬意を表しますが、彼は足の動きが十分ではなく、優秀なアウトサイドシューター相手には後手に回る危険があります。

この局面でハリスがもたらすアドバンテージは、スクリーンの位置の高さでディフェンスできる点です。 彼が有名な名ディフェンダーというわけではありません。

しかし、ハリスは動きながらのプレイに対して、大型のボールハンドラーを苦しめるだけの足の速さと強さを備えているため、ヘルプディフェンスとしてより効果的に機能します。 さらに、若さゆえの熱量がコントロールできずファウルを重ねてしまうカーター・ブライアントを控えのビッグマンとして使うよりも、ここでハリスを起用する方が効果的な場合もあります。

フォックス、バーンズ、シャンペニー、ヴァセルそしてハリスが並ぶ、アウトサイドシュートに特化した爆撃陣形を想像してみてください。 スプリットアクションのセットで、彼をポストへの最初のパサーにするのも面白い工夫です。 ハリスは即座にスクリーナーに転じます。

もし相手のビッグマンが彼をガードしている場合、多くのビッグマンはアウトサイドに寄るのを嫌がるため、シューターにはさらに広いスペースが生まれるでしょう。特に自分のマークマンがボールを持っていない状況なら猶更です。

昨シーズン、スパーズはウェンバンヤマに代わってコーネットが入ると、ビッグマンが後方からシュートを狙うトレーリングシューターとしての選択肢を失っていました。 ハリスにこの役割を任せることでその選択肢を維持できます。 彼はキャッチ&シュートが得意で成功率は38.1%を記録していますが、ポストシーズンでは31.6%に急落していました。

加えて、相手のビッグマンはハリスのキャッチ&ゴーについていけず、反対側でミスマッチを力押しすることで取り返そうとするかもしれません。

しかし、優れた戦術設計があればそれは相殺できますし、彼のポストスキルはペリメーターの攻撃も活性化させるでしょう。 これが実用的な選択肢になるか確かめる最初のテストは、格下のビッグマン相手から始めて、徐々にレベルを上げていくべきですね。

ハリスは2025-26シーズン、デトロイト・ピストンズでキャリア最高レベルのプレーオフを戦いました。 そしてそれは、ケイド・カニングハムという質の高い司令塔の隣でプレイしていたからこそ実現したという点に注目すべきです。 それでも、セカンドオプションとして多くを求められすぎたため、彼にとって完璧な役割とは言えませんでした。

しかしサンアントニオでは、フォックス、そして特にディラン・ハーパーが常にコートのどちらかに立っている可能性が高いため、彼らがハリスにとって理想的な状況でボールを供給してくれます。

プレイメーカーの一人がハリスとスクリーンロールで組むのも効果的ですし、彼を動かし続けるのも有効です。 彼はボールなしでの動き方を熟知しているので、スタッガースクリーンやクロススクリーンを回り込んでフリーでジャンプショットを沈める姿が簡単に目に浮かびます。

ハリスはド派手な選手ではなく、過去4回のポストシーズンでリーグ平均以上の3ポイントシューターだった時期も限定的だったため、超大型補強とは見なさない人もいるかもしれません。 しかし、第4オプションとしての彼はまさに理想的な存在です。 スパーズで、彼がキャリアの中で最も価値があり、影響力のあるプレイを見せたとしても、まったく驚きはありません。

引用元:PoundingTheRock

引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries

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