デビッド・ロビンソン、ティム・ダンカン、そしてビクター・ウェンバンヤマが登壇し、まるで祝賀会のような記者会見が行われた直後のことです。
スパーズのルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞したステフォン・キャッスルは、その場にいたほとんどの人、そして本人までもが驚いたというこの瞬間をこう語りました。
3人が歩いて出てきたときは、正直ヤバかったよ。
謙虚に言うけど、自分があのグループに入ってるのってちょっと信じられなかったよ。
ロビンソン、ダンカン、ウェンビー――いずれもスパーズの歴代ドラフト全体1位指名であり、キャッスルにトロフィーを手渡した張本人たちです。
キャッスルはROYのタイトルだけでなく、そのレジェンドたちと共通するいくつもの要素を備えています。
レジェンドたちの系譜を継ぐキャッスルの凄みとは?
ロビンソンとウェンビーは満票でのROY受賞者。
ダンカンも116票中113票を獲得しました。
今回キャッスルが受け取った票数は100票中92票。
スパーズがこの賞を獲るときは、いつも圧倒的です。
実は1976年のNBAとABAの合併以降、スパーズは最も多くのROYを輩出しており、全体1位指名を2年連続で持たずに連続受賞したのは、史上初のチームです。
昨夏に全体4位で指名されたキャッスルは語りました。
これはフロントオフィスの評価につながると思うよ。
意思決定をする人たちが素晴らしい。
もちろん僕とウェンビーの評価でもあるけど、それ以上に、僕らの未来とこのチームが目指しているものを示していると思うよ。
さらにキャッスルは、ウェンビーと同様の評価を受けながら、ダンカンと似た点も多く見せています。
スパーズのルーキーとしてチーム内で得点とアシスト両方でトップ2に入ったのは、ダンカン以来の快挙です。
また彼の感情をあまり表に出さない冷静なプレースタイルも、“史上最高のパワーフォワード”と言われるダンカンと重なります。
そしてロビンソンのように、キャッスルも身体能力の高さで周囲を圧倒しています。
ロビンソンは213cmとして走れるセンターの先駆者でしたが、キャッスルは198cmのサイズにして、驚異的なフィジカルと俊敏性を兼ね備えています。
彼をオフェンスで抜くのは簡単ではありません。
ディフェンスで正面突破するのも至難の業です。
3月下旬イーストの首位に立っていたキャブス戦で、
キャッスルは22得点、11リバウンド、8アシストを記録。
スパーズのルーキーとして、20得点以上・10リバウンド以上・5アシスト以上を達成したのは歴代でわずか4人。
他の3人はというと…ウェンビーが11回、ダンカンが6回、ロビンソンが3回達成しています。
キャッスルは今、確かにその偉大な3人と肩を並べる存在となりました。
そして彼もまたROY受賞を疑う余地のないシーズンを送ったのです。
身長こそ213cmに届かないキャッスルですが、そのプレー内容はすでにコート上で“ビッグマン”のような存在感を放ち始めています。
引用元:CLUTCHPOINTS
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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