サンアントニオ・スパーズのジュリアン・シャンペニーが見せたユーモアと闘志は、チームの雰囲気をよく表しています。
トレーニングキャンプ初週、メディアが新加入のルーク・コーネットを囲んでインタビューしていると、シャンペニーが突然ブームマイクを手に現れました。
手は少し震えていましたが、彼はまるで「取材する側」を体験しているかのようでした。
「誰かがいつも俺の仕事を狙ってるんだ。コートに立つたびにそれを意識してる。だから常にハングリーでいなきゃいけないんだ。
ポップから『お前には武器がある。シュートが打てる、それが価値になる。でもディフェンスを磨いて、完全なNBAプレイヤーになれ』と言われたんだ。
この“仕事を狙われる感覚”こそ、グレッグ・ポポビッチHCから学んだ一番の教訓だといいます。
フィラデルフィアでのルーキーイヤーでウェイブされた経験を持つシャンペニーにとって、それは痛感している現実でもありました。
昨季はヴァセルの負傷によりスターターに昇格し、「打ち続ける」ことをテーマに戦い抜きました。
今季もディアーロン・フォックスのハムストリング負傷による離脱の間、再び先発として出場しています。
「聞いてくれ、俺はみんなの仕事を狙ってる。誰も安全じゃないぞ笑」
チームを支える“無名の安定感”と成長
プレシーズンの5試合でスパーズは無敗。
そのすべての試合でスタメン出場したのが、ウェンビーとシャンペニーの2人でした。
ディラン・ハーパー、ステフォン・キャッスル、デヴィン・ヴァセルはケガの影響で出遅れ、ようやく復帰したのはプレシーズン終盤。
そんな中でもシャンペニーは淡々と持ち味を発揮しました。
「俺はスペーサーだ。チームメイトが攻めやすいようにスペースを作る。それが仕事だよ。あとは彼らの動きを読んで、3Pを打つだけさ」
彼の存在は、ヴァセルも高く評価しています。
「誰か1人だけをマークすることはできない。シューターがコートに散らばってるからね」
シャンペニーはプレシーズン5試合で平均13.6得点、3P成功率は19/30という高精度。
ミッチ・ジョンソンHCもその安定感を称賛しています。
「自分のプレー範囲で戦えている。だから報われてるんだ。ボールが彼を見つけるんだよ」
ポポビッチ時代とは違い、ジョンソン体制のキャンプはより現代的でスピード感があります。
シャンペニーもその違いを感じていました。
「昨季と同じように細部にこだわってるけど、今年はもっと厳しくなると思う。俺たちに最高のパフォーマンスを求めてるんだ。
今年は全員の責任だよ。
今は細かい部分を調整している最中だけど、いいチームになると思うよ
スパーズで4年目を迎える彼は、チームの声を出す存在としても期待されています。
しかし、それを「自分一人の役目」とは思っていません。
フォックスが復帰すればベンチに戻る可能性もありますが、それもチームのためなら構わないと語ります。
シャンペニーのスターターとしての期間は長くないかもしれません。
それでも彼は、開幕のマブス戦(10月23日)まで、全力でその役割を全うするつもりです。
キャッスルもその姿勢を称えています。
「俺たちはベストを尽くしてプレーするだけ。コーチが最善の5人を選んでくれる。あとは戦うだけさ」
シャンペニーは今日も笑いながら、そして真剣に、自分の「仕事」を守り続けています。
引用元:SI.com
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
YouTubeでもスパーズ情報を発信中!
チャンネル登録・応援いつもありがとうございます!
ご支援いただけると励みになります!
NBAブログランキングに参加中!
NBAランキング
ブログ村にも参加しています🏀
良ければクリックで応援お願いします!
にほんブログ村


コメント