ウェンバンヤマの怪我問題｜スパーズ若きスターの課題と未来

ヴィクター・ウェンバンヤマは、度重なる怪我の影響で、時にネガティブな議論に巻き込まれそうです。
過去のビッグマン、例えばジョエル・エンビードやクリスタプス・ポルジンギス、グレッグ・オーデン、ヤオ・ミンなどのように、「才能はあるが健康を維持できず試合に出られない選手」と比較される可能性があります。

もちろん、ウェンバンヤマはNBAでまだ2シーズンしかプレーしていません。怪我の不運は単なる運の悪さである場合もあります。しかし、NBAの議論は待ってはくれません。彼が見せてきた期待値の高さゆえに、早晩スポットライトを浴びることになるでしょう。

怪我の影響は大きく、名前だけで議論の中心になることもあります。

健康が最も重要な能力

怪我の問題は誰も逃れられません。エンビードもその厳しさを経験しています。

ウェンバンヤマの一部の怪我は偶発的なもののように見えますが、彼ほどの体格の選手は歴史的に安定して出場し続けることが難しい傾向があります。

ルーキーシーズン、ウェンバンヤマは71試合に出場しました。理想的なスタートでしたが、怪我は常に影を落としています。昨シーズンは血栓問題の影響で、わずか46試合の出場にとどまりました。

まだ他の怪我が多いビッグマンと比較して議論するのは時期尚早かもしれません。しかし、大物スター選手には、こうした厳しい目がつきものです。

今の段階で、ウェンバンヤマはすでに注目選手です。テレビ向けの議論では、どうしても「疑う余地なし」とはいかず、怪我が注目されやすくなります。
もし来シーズンも健康であれば、「次世代NBAの顔になるかもしれない」といった議論が中心になるでしょう。

しかし再び怪我をすると、「次のグレッグ・オーデンになるのでは？」といった話題にすぐに変わってしまうかもしれません。

「出場可能であること」が最大の能力です。ウェンバンヤマはオンコートでの才能がいくら高くても、出場していなければ意味がありません。

これまでの2シーズンは、おおむね出場可能であり、それが彼の価値を支えています。
NBA入り前から、彼が健康を維持できるかどうかは注目されていました。大柄な選手は怪我に悩まされやすく、2年目に50試合未満の出場にとどまることは（血栓の有無に関わらず）議論を呼ぶには十分な材料です。

もし今シーズンも怪我に悩まされれば、解説者たちの議論の的になることは避けられません。フランス人であることに関係なく、注目の選手として避けられない現実です。

引用元:AirAlamo