コーリス・ウィリアムソンが新ACとして加入予定。

サンアントニオ・スパーズが今オフ最初の補強に動きました。
NBAインサイダーのマーク・スタイン氏によると、ミネソタ・ティンバーウルブズのアシスタントコーチであるコーリス・ウィリアムソン氏が、スパーズのミッチ・ジョンソン新HCのスタッフとして加わる予定です。

グレッグ・ポポビッチ前HCがフロント入りし、ミッチ・ジョンソンがヘッドコーチに昇格したことにより、ベンチには空きができていました。
スパーズはこのポジションに、経験豊富なアシスタントであり、元NBA選手でもあるウィリアムソンを起用する決断を下しました。

The Spurs are expected to hire Corliss Williamson as an assistant coach on new head coach Mitch Johnson’s staff, league sources tell @TheSteinLine.

Williamson played for four NBA teams after being drafted out of Arkansas and spent the past two seasons on Minnesota’s bench.

— Marc Stein (@TheSteinLine) June 13, 2025

経験豊富な「ビッグ・ナスティ」がスパーズに合流

ウィリアムソンは、現役時代にNBAで12年間プレー。
サクラメント・キングスで2度プレーしたほか、ピストンズ、シクサーズ、ラプターズにも在籍しました。
彼は「シックスマン・オブ・ザ・イヤー」やNBAチャンピオンといった実績を持つ元名選手です。

現役引退後は、セントラル・アーカンソー大学で短期間ヘッドコーチを務めましたが、結果は芳しくありませんでした。
その後はキングスのスタッフとしてNBAに復帰し、オーランドではフランク・ヴォーゲル氏、フェニックスではイゴール・ココスコフ氏の下でアシスタントを経験。
そして2年前からはミネソタでクリス・フィンチHCのスタッフとして働いてきました。

今回、そのキャリアに新たな一歩を加える形で、サンアントニオへの移籍が決まりました。

今後さらにスタッフの変更があるかどうかはまだ不明ですが、今回の人事は好意的に受け止められています。
元NBA選手である「ビッグ・ナスティ」は、経験と若さが融合したこのコーチンググループに、これまでとは異なる視点をもたらしてくれることでしょう。

また、ミネソタとの繋がりから、一部ではティンバーウルブズのFA選手をスパーズが狙っているのではないかとの憶測も出ています。
しかし、現時点ではそのような報道はなく、誰を狙っているかといった予想を立てる必要はなさそうです。

スパーズは、ドラフトとFA解禁を経て、7月にカリフォルニア・クラシックとラスベガス・サマーリーグに出場予定です。
新たな体制で挑む若手主体の戦いにも注目が集まります。