スターだけじゃ勝てない?スパーズが今後必要とする「脇役」の重要性

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プレーオフではスター選手の輝きが増し、ローテーションも絞られます。
ボールを託されるのは、チームにとって最も信頼されている選手たちです。
しかし、今季のポストシーズンは、優勝争いをするためにはロールプレイヤーの存在がいかに重要かを改めて示す結果となっています。

確かに、頂点を目指すには一流のタレントが欠かせません。
ただし、チームを支える名脇役たちの貢献も同じくらい大切です。
スター選手に比べて注目度や契約額は低くても、勝敗の鍵を握るのは彼らなのです。

スパーズにはすでにウェンビーというスターが存在し、ペリメーターのハンドラーとしてディアーロン・フォックスも加わりましたです。


さらにドラフト2位指名権も持っており、今後しばらくはスター不足に悩む心配はなさそうです。
もしステフォン・キャッスルが飛躍を遂げれば、スターの層は一層厚くなるでしょう。

ただ、近年スパーズが“原石”を発掘できていない点は、今後を考えると少し気になるところです。


原石を見つける目は鈍ったのか?脇を固める選手の重要性

この状況が心配されるという事実自体が、ある意味では驚きです。


かつてのスパーズはドラフト下位指名やFA市場の“掘り出し物”を見つけることに長けた球団でした。


スター揃いの時代には、「誰だあの選手は?」と相手ファンを驚かせる場面が頻繁にありました。

もちろん、優勝を狙えるコアが揃っている状況だからこそ、ロールプレイヤー探しにも集中できていた面はあります。


逆に言えば、中心となるスターがいなければ、ロールプレイヤーの価値も浮かび上がってきません。

例えばルグエンツ・ドートは、ペリメーターのスターがいないチームでオフェンスを任されても、その真価を発揮できなかったでしょう。


アーロン・ネスミスも、再建中のチームではなく、噛み合ったパーツが揃ったペイサーズでこそ輝いています。
ロールプレイヤーにとって最も大切なのは「才能」よりも「フィット感」なのです。

それでもスパーズのフロントがここ数年で直面している最大の課題の1つが、優秀なロールプレイヤーを見つけたり育成したりすることに失敗している点です。

マヌ・ジノビリのラストイヤーにデリック・ホワイトを指名したのが最後の成功例で、その後はカワイ・レナードのトレード要求もあり、大きな変化期を迎えました。

1巡目ではジョシュ・プリモやルカ・サマニッチといった指名ミスもあり、ロッタリーピック以外での成功例はケルドン・ジョンソンくらいです。

2巡目でトレ・ジョーンズを獲得できたのは堅実な判断でしたが、“掘り出し物”というレベルではありません。

今後ハリソン・イングラムが大化けでもしない限り、スパーズの近年のドラフト戦略は厳しい評価を受けざるを得ません。


ロッタリー外で指名された選手たちの多くは、現在リーグの上位チームのローテーションには入れないでしょう。


すでにNBAを離れた選手もいれば、今後そうなる選手がいても不思議ではありません。

ただ1つ、希望が持てるのはジュリアン・シャンパニーの発掘です。


76ersに解雇されたあと、スパーズが拾い、非ルーキー契約としてはリーグ屈指の価値を持つ契約を結びました。

彼は隠れたスターではありませんが、23歳でドラフト外という立場ながら、すでに3,700分もの出場時間を与えられており、今後はコストを抑えたい強豪チームの3&D要員として需要が見込まれる存在です。

それ以外では、成功事例はあまり多くありません。


ドリュー・ユーバンクスやジョック・ランデールはリーグに残ってはいますが、出場時間は限られています。


ケイタ・ベイツ=ディオップは中国リーグに移籍し、
トレイ・ライルズはサクラメントで安定したキャリアを築いていますが、彼は元ロッタリーピックであり、
隠れた発見というには当てはまりません。ザック・コリンズも同様です。


サンドロ・マムケラシュビリやチャールズ・バッシーが巻き返す可能性はゼロではありませんが、期待は薄い状況です。


今後の展望とスパーズに求められること

本来、優勝を狙えないチームがロールプレイヤー探しに苦労するのは順番が逆のように思われるかもしれません。
ですが、スパーズには今後高額になるコアメンバーの周囲を安価な人材で固める必要があります。

2025年のドラフトではロッタリーピックを2つ保有しており、今後数年もスワップによって上位指名権を得られる可能性があります。

つまり、スタークラスの人材が控え扱いされる時期までを想定すれば、無理に“掘り出し物”を見つけようとせず、ルーキー契約の若手を使い回す形でローテーションを回す方法も一時的には有効です。

しかし、最終的にはパティ・ミルズ、ダニー・グリーン、チアゴ・スプリッターといったように、他球団が見過ごした人材を見つけ出す必要があります。]

タイ・ジェロームやアンドリュー・ネムハード、ナズ・リードのような存在です。

安価なルーキー契約が高額な延長契約へと変わる前に、コスト意識の高いフランチャイズとしては、自前でそうした選手を見つけ出すことが極めて重要です。


現在のNBAは支出に制限を設け、トレードの自由度も下がってきているため、“地味な補強”こそが強さを継続させる鍵になるのです。

願わくば、スパーズのフロント陣がかつてのような“目利き”を取り戻し、スターの周囲を支えるロールプレイヤーを再び見つけてくれることを期待したいです。


近年の失敗は、再建期に伴う混乱と不確実性が原因だった、そう言える未来が来ることを願っています。

引用元:Pounding The Rock

引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries

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