今日はホームでグリズリーズとの対戦です。
五試合ぶりのホームゲームです。
レギュラーシーズンの試合日程はこちらを参考にしてください。
試合結果
SPURS WIN‼‼
試合内容
序盤は両チームともオフェンスが停滞し、スパーズは強いフィジカルのディフェンスに苦しみました。
メンフィスが先にリズムを掴んでリードを奪いますが、スパーズは冷静に対応。
するとここから怒涛の3Pラッシュが炸裂しました。
次々と外が決まり、一気に流れを引き寄せます。
この時間帯にセカンドユニットが流れを繋いだのも大きかったです。
特にハーパーのペイントアタックが効果的で、アウトサイド一辺倒だったオフェンスに変化を加えてくれました。
1Qはスパーズが4点リード。
2Qに入るとメンフィスがエディーをポストに据えて息を吹き返しますが、ハーパーがまたもや仕掛けてエディーに4つ目寸前のファウルを誘発。
ここでソーハンをセンターにしたスモールラインナップを投入。
サイズでは劣るもののディフェンスでアクティブに動き、ターンオーバーを誘発して主導権をキープしました。ただしトランジション対応の甘さで大きく点差を広げられず、前半を4点リードで終了します。
後半開始直後、またもオフェンスが重たい時間帯に突入します。
ここでチームを救ったのがバーンズでした。
インサイドとアウトサイドから抜群のタイミングで決め続け、完全にチームを牽引します。
一方でハーパーは前半ほどボールを持てずオフボール気味になり、オフェンスが停滞。
さらにケルドンなどペイントを得意とする選手までゴール下を外してしまうなど、なかなかリズムが戻りません。
スモールラインナップも徐々に相手のカッティングやアウトサイドの警戒が甘くなっていき、メンフィスに逆転を許しました。
勝負の4Qはまさに乱打戦。
エディーとJJJのどちらも5ファウルでベンチに下がる時間が続き、スパーズは一気に流れを掴みます。
ケルドンとハーパーが立て続けに得点し、6点リードに。
ただし相手もサイズが戻ると再び盛り返し、一時は逆転される展開に。
ここで試合を動かしたのがディフェンスでした。
特にコーネットのリムプロテクトは圧巻でした。
エディーのポストには苦しめられたものの、リバウンドやヘルプ、ブロックでチームを支え続けました。
そして試合を締めたのはケルドンのスリーに加えてフォックスのクラッチショット。
序盤は不調だったものの、終盤になるにつれ得点への嗅覚が鋭くなり、勝負どころでビッグショットを連発しました。
最終的にスパーズが126-119で勝利。
ロード前の貴重なホーム戦をしっかり取り切りました。
試合の印象
シュートの波が激しい試合でしたが、この試合の大きな勝因は、間違いなく3ポイント成功数です。 スパーズが18本の3ポイントを沈めたのに対し、グリズリーズは9本。
この大きな差が、相手にペイントエリアでの得点で16点上回られたことを帳消しにしました。 やはり現代バスケにおいて3ポイントは重要です。
試合全体を通して見ると、苦しい時間帯もありました。 特に3Qのオフェンス停滞やディフェンスの連携ミスは課題ですが、 それを補っバーンズの安定感と、フォックスの勝負強さが光りました。
ファウルトラブルという運もありましたが、勝ち切るための執念と修正力は間違いなく昨季とは違います。
今季はウェンビーやキャッスル不在でも勝ちを拾える “チーム力” がはっきり育っています。
今日も元SAC組がチームを救う
今日のMVPは間違いなくハリソン・バーンズです。 36分間の出場でスパーズでのキャリアハイとなる31得点、5リバウンド、5アシストを記録。 3ポイントは12本中7本成功と大当たりでした。
シュートだけでなく、リムへのアタックやゲームメイク、さらには自分より大きな選手へのディフェンスと、まさに完璧なな活躍でした。
彼がいなければ、この試合は勝てていなかったでしょう。
フォックスは序盤は苦しみましたが、終わってみれば「さすが」の一言です。
前半はアウトサイドシュートに頼りすぎる場面もありましたが、勝負どころの第4Qでの集中力は圧巻でした。
結果的に29得点を挙げ、クラッチタイムでの自信に満ちたプレーはチームを救いました。 ディフェンスでも相手を混乱させ、スパーズが彼を獲得した理由を証明するパフォーマンスでした。
またスタッツにはあまり残りませんでしたが、コーネットの奮闘も見逃せません。
特に第4Qの重要な場面でのディフェンスは勝利の鍵となりました。 ウェンビー不在の穴を埋める、燻し銀の働きぶりです。
この試合は“スターが不在でも勝てるチーム”に進化していることを証明しました。
バーンズの爆発、フォックスのクラッチ、コーネットの献身。
そこにハーパーやケルドンのエナジーが加わり、チーム全体で勝ち切った内容だったと思います。
グリズリーズはモラント不在とはいえ、粘り強いチームです。
その相手に対して、主力を欠きながらもホームできっちりと勝ち切れたことは、チームの自信に繋がるはずです。 次の試合からはオーランドへの移動を含む連戦となりますが、良い形でロードに向かうことができます。
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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