サンアントニオ・スパーズのスーパースター、ウェンビーは、そのサイズ、ウイングスパン、スキルセットを武器に「ゲームチェンジャー」として広く認識されています。
そしてその存在感はすでにスパーズのスタイルを大きく変え始めています。
長年のグレッグ・ポポビッチ政権下で、スパーズはリーグの他チームと比べてスリーポイント試投数で常に後手になっていましたを。
ポポビッチは「ただ打ちまくるのではなく、質を重視すべき」と考え、量よりも精度を優先してきたからです。
もちろん、その考え方にも一理ありました。しかし、近年では1試合40本以上のスリーを放つチームも珍しくなく、少なすぎる試投数は明確な不利を生んでいました。
ウェンビー効果でスリーポイント増加
そんな中、スパーズを新時代へと導いたのがウェンビーです。
昨シーズン、ウェンビーは1試合平均8.8本のスリーを放ち、これはスパーズの歴代記録となりました。もし怪我でシーズンを早めに終えていなければ、シーズン最多成功数のチーム記録を塗り替えていた可能性が高かったのです。
センターが1試合に9本近くスリーを放つことは大きなアドバンテージです。
そのおかげでスパーズは昨シーズン、スリーポイント試投数でリーグ7位にランクイン。過去10年以上で最高の順位を記録しました。
まだ成功率自体は平均的でしたが、現代のオフェンスはまず「数を打つ」ことが前提です。
スパーズがその姿勢を見せていることは、将来的にトップ10クラスのオフェンスを築ける期待につながります。ディフェンスの強化が見込まれる中、これは大きな武器となるでしょう。
来季のシューティング展望
確かにスパーズ全体でシューターは多くありません。
しかし、3Pを得意とする選手は多くのショットを放ちます。
来季の先発候補であるヴァセル、バーンズ、ウェンビーの3人は、昨季合計で1試合19.9本を試投し、成功率38.4%と十分な数字を残しました。
ヴァセルが不調から立ち直り、バーンズが数字を落としても、ウェンビーがさらに成長すれば、チームの外角は大崩れすることはないでしょう。
さらにディアーロン・フォックスとキャッスルもスリーを打つことをためらわないタイプで、二人で1試合10本程度を放つ見込みです。成功率は平均的かもしれませんが、確実に貢献できます。
一方、ベンチ陣のシュート力はやや心許ないのが実情です。
ハーパー、ケルドン、ソーハン、コーネットといった面々はスリーが得意とは言えません。
それでもローテーションを10人前後で回すなら、チーム全体で1試合40本程度は放てるでしょう。
わずか4年前、スパーズは1試合平均28.4本しかスリーを打っていませんでした。そこからの大きな変化は、まさにウェンビー効果と呼ぶべきものです。
引用元:AirAlamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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