ミッチ・ジョンソンは、ビクター・ウェンバンヤマがどれほど強くコートに戻りたがっていたかを最初に知る人物でした。
当時代理コーチを務めていたジョンソンは、深部静脈血栓症と診断されたウェンビーについて何度もそう語りました。
「彼はとても順調です。本当はコートに立ってブロックやシュートを決めたかったと思うよ」
実際その通りでした。彼は常に先を見据えて冷静で、たとえ約5か月間バスケットから離れることになっても動じませんでした。
「僕たちは時間をかけています」
シーズン終了時にウェンビーは回復についてそう語りました。
「遅れているわけでも早すぎるわけでもない。ただのプロセスなんです」
そしてNBA 2K26サマーリーグ。フランス人スターが少林寺で修行を行った後の1か月後、最高のニュースが届きました。トレーニングキャンプを前に、ついに「プレー許可」が下りたのです。
「ふぅ、やっと少しバスケットができる!」
仏紙L’Équipeの取材で、許可を受けた直後にそう語ったウェンビーの言葉には安堵がこもっていました。
ウェンビーがもたらすインパクト
離脱前、ウェンビーはスパーズで46試合に出場し、平均24.3得点、11リバウンド、リーグトップの3.8ブロック、フィールドゴール成功率47%を記録していました。
彼は最優秀守備選手賞やオールNBAチーム、さらにはMIP候補にまで名が挙がっていましたが、新設された65試合出場規定に届かず、栄誉を逃しています。
スパーズは来季、彼の健康が問題にならないことを願っています。
ステフォン・キャッスルはこう語りました。
「オフェンスでもディフェンスでも、彼がいるとゲームがシンプルになる。彼が健康なら今年は本当に大きな変化になるよ」
ルーキーのカーター・ブライアントもオフェンス面での影響をこう表現しています。
「“重力”って言葉を使いたい。彼はコート上の重力を全部引き寄せるんだ」
ウェンビーが目指すもの
もしウェンビーが来季65試合に出場できれば、初の最優秀守備選手賞、2度目のオールスター、そしてオールNBA選出が現実味を帯びます。
しかし本人は個人タイトル以上にチームの成功を重視しています。
ルーキー時代の言葉を思い出してください。
「リングを勝ち取るのは簡単じゃない。でも僕は忍耐強い。いつか必ず実現するんだ」
スパーズは2019年以来のプレーオフ進出を目指しています。
ジョンソンが本格的にヘッドコーチを務める初年度、キャッスル、ルーキー2人、ディアーロン・フォックス、そしてウェンビーと才能豊かなロスターを揃えました。
カーター・ブライアントはこう語ります。
「賢くプレーしなきゃいけない。でもゴール下にあんな“モンスター”がいてくれるなら、相手の攻撃を全部止めてくれる。ディフェンスがもっと自由になれるんだ」
「彼みたいな存在がいると、チームのみんなに成長のチャンスが広がるよ」
幸運に恵まれてきたスパーズは、その流れをプレーオフ進出と西の上位争いに繋げようとしています。
そしてウェンビーは、自らの予言を現実に変える時を待っています。
引用元:SI.com
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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