カリーが支えたスティーブ・カーのキャリア
ゴールデンステイト・ウォリアーズは過去10年、NBA史でも屈指の強力なコアを築き上げてきました。
ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンというビッグ3が長年チームを牽引し、短期間ながらケビン・デュラントの加入もありました。そして、そのすべてを指揮してきたのがスティーブ・カーHCです。
このコアメンバーと共に、カーHCは4度のNBA制覇を達成しましたが、本人はその成功の多くをカリーに帰しています。
カーHCはポッドキャスト番組「Glue Guys」の最新回で、率直にこう語りました。
「僕が今もこのチームにいられる理由は、ステフがまだここにいるからだよ。
もしステフがいなかったら、他のNBAコーチと同じように数年で職を失い、別の場所で指揮を執っていただろうね。
ステフとのパートナーシップには本当に感謝している。彼がいることで、チームに安定と継続性が生まれ、全員の仕事がやりやすくなるんだ。」
カリーはNBAオールスター選出11回、MVP2回を誇る史上最高のシューター。カーHCは就任から4シーズンで3度の優勝を果たしており、その背景には間違いなくカリーの存在がありました。
カリーはNBA史上トップ2のポイントガードであり、全体でもトップ10に入る名選手と評される存在です。
ポポビッチとティム・ダンカンの関係
カーHCはインタビューの中で、長年の友人でありメンターでもあるグレッグ・ポポビッチ前スパーズHCについても語りました。
ポポビッチ氏は2024-25シーズンにわずか5試合を指揮した後に退任。スパーズを率いた29年間で5度の優勝を成し遂げ、単一チームでの最長在任記録を打ち立てました。
しかし、どれだけ名将と称されようとも、ポポビッチ氏は常に成功の功績をスーパースターに譲ってきました。カーHCはこんなエピソードを明かします。
「ポップ(ポポビッチ)は僕の親友であり師匠の一人なんだ。彼と食事に行くと、必ずワイングラスを掲げてこう言うんだ。『ティム・ダンカンに乾杯』ってね。」
ティム・ダンカンは15回のオールスター、5度の優勝、MVP2回を誇るNBA史上屈指のパワーフォワード。
スパーズの黄金期は、ダンカンとポポビッチの相互信頼なしには語れません。伝説的な指揮官がキャリアの成功を常に選手へと還元する姿は、カーHCにも共通する指導哲学といえるでしょう。
カーHCがカリーに、ポポビッチ氏がダンカンに抱く感謝の言葉は、名将と呼ばれる存在でもスーパースターの存在があってこそ成功が成り立つという事実を物語っています。
今のスパーズにとって、その役割を担うのはビクター・ウェンバンヤマ。
将来、ポポビッチ氏やカーHCのような監督が「彼がいたからこそ自分のキャリアは成功した」と語る日が来ることを、ファンとして心から願っています。
引用元:SI.com
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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