レブロン・ジェームズ「スパーズは自滅しない」

NBAプレイオフが開幕し、レブロン・ジェームズが5つ目の優勝を目指して再びコートに戻ってきました。

ロサンゼルス・レイカーズがミネソタ・ティンバーウルブズと対戦するファーストラウンドの第2戦を控えたこの日、
レブロンは元NBA選手で現在は解説者のスティーブ・ナッシュとの対談の時間を取りました。

ナッシュとレブロンは、J.J.レディックが今季オフにレイカーズのヘッドコーチに就任したことを受けて、
その後継として「Mind the Game」ポッドキャストを継続しています。

この日のトークでは、時をさかのぼって10年以上前のNBAファイナルが話題に上がりました。

ポップとスパーズは「自滅しない」　レブロンが明かす精神的プレッシャー

話題は2014年のNBAファイナルへと移ります。

当時、ティム・ダンカン率いるサンアントニオ・スパーズは、前年に敗れたマイアミ・ヒートへのリベンジを果たしました。

それ以前にもレブロンはスパーズと何度も対戦しており、2007年のNBAファイナルでは、クリーブランド・キャバリアーズの一員としてスウィープを喫しています。

レブロンはその時の印象について振り返りました。

スパーズと対戦する時は、殿堂入りクラスの選手たちだけでなく、殿堂入りクラスのコーチとも戦うことになる。

その「殿堂入りクラスのコーチ」とはもちろん、グレッグ・ポポビッチのことです。

1996年にボブ・ヒル前HCを解任してスパーズのヘッドコーチに就任して以来、ポポビッチは5回のNBA優勝を達成し、
うち2回はレブロン率いるチームに勝利しています。

そして、彼は今ではNBA史上最多勝の監督としても名を残しています。

ベンチを見れば、そこにはポップがいる。まるでコート上にいるかのような存在感で、サイドラインに立ってるんだ。

スパーズって、自滅しないチームってわかってるからさ。

試合が始まる前から精神的に消耗してるって感じだったよ。

レブロンがスパーズに勝利したのは、2013年のNBAファイナルです。このシリーズで彼は自身3度目の優勝を手にしました。

ただそれ以降、2014年を最後にポポビッチ率いるスパーズはNBAファイナルには戻れていません。

長年の対戦経験から、レブロンがスパーズに強い印象を持っているのも当然といえるでしょう。

引用元:SI.com

引用画像：Dec 30, 2020; San Antonio, Texas, USA; San Antonio Spurs head coach Gregg Popovich and Los Angeles Lakers forward LeBron James (23) greet each other before a game at AT&T Center. Mandatory Credit: Scott Wachter-Imagn Images / Scott Wachter-Imagn Images