スパーズ2位指名獲得も悩ましい現実〜広がる可能性と懸念点〜

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2025年のNBAドラフトロッタリーは、スパーズにとって嬉しさと悔しさが同時に訪れる結果となりました。
ファンの皆さんもご存知の通り、スパーズは今年のドラフトで2位指名権を獲得しました。
これは大きな成果ですが、あと1つ上であればクーパー・フラッグを指名できていたことを考えると、悔しさも残ります。

とはいえ、2位はあくまでも2位。スパーズにとって有力な選択肢が広がっているのも事実です。

8位から2位へのジャンプアップにより、想定以上の初年度サラリー負担が発生します。
その差はおよそ550万ドルで、今オフのチーム運営に影響を与える可能性があります。

ただし、完全に悲観する必要はありません。
スパーズは約1,500万ドルと予測されているミッドレベル例外条項(MLE)を引き続き使用できます。

それでもローテーションの編成には課題があります。
この予想外のコスト増により、ノンバード権を使ってクリス・ポールを再契約するのが難しくなるかもしれません。

「1,000万ドル前後でポールを再契約してMLEを使う」となると、贅沢税ラインを超えてしまう可能性があります。

彼がミニマム契約を受け入れない限り、残留は厳しくなるかもしれません。


ディラン・ハーパー指名の可能性とフィット問題

スパーズが2位で指名するのは、ほぼ間違いなくディラン・ハーパーと見られています。
彼は198cmのポイントガードで、並外れたプレーメイク力を持ちながら、シュート力はまだ発展途上です。

問題はここからです。
彼をローテーションに加えると、フォックスとキャッスルという2人のボールハンドラーとの共存が必要になります。

ボールを必要とする選手が3人。しかもシュートに課題のある選手が多い。
これではスペーシングがさらに悪化する恐れがあります。

ケルドン・ジョンソンやジェレミー・ソーハンも加えれば、来季のローテーションに少なくとも5人の「シュートに疑問符がつく選手」がいる可能性があります。
これは明確な懸念点です。


ロペス獲得でスペーシングとセンターの厚みを同時に解決?

そうした課題を解決する一手として、スパーズはバックアップセンターの補強に動くべきです。
その候補として挙げられるのが、ミルウォーキー・バックスのブルック・ロペスです。

ロペスは37歳ながらも、今季は3ポイント成功率37.3%を記録。
リムプロテクションにも優れた存在です。
1年契約で1,000万ドル前後なら、バックアップとして理想的な補強となるでしょう。

ロペスを加えることで、スパーズは常にストレッチ5をコートに配置することが可能になります。
例えば、先発としてフォックス、キャッスル、ヴァセル、ハリソン・バーンズ、ウェンビー。
セカンドユニットにはハーパー、シャンペニー、ジョンソン、ソーハン、ロペス。
このようなローテーションが現実味を帯びてきます。

それでもやはりシューティングの問題は完全には解決できないかもしれません。
ですが、今季よりもタレントは明らかに向上するはずです。


結論:スパーズは「良い意味での悩み」に直面している

2位指名という結果は、コスト面の問題やポールの去就、スペーシングの課題といった複雑な要素をもたらしました。
しかし、それと同時にスパーズは非常に才能ある若手を加えるチャンスを得たのです。

いくつかの障害があるとはいえ、総合的にはスパーズにとって前向きな状況といえるでしょう。
来季のスパーズは、今季よりも確実に強くなる可能性を秘めています。

引用元:Air Alamo

引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries

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