Bleacher Reportのザック・バックリー氏が発表した「過大評価されている選手ランキング」で、なんとディアーロン・フォックスが第5位にランクインしました。
しかし、この評価にはどうしても納得がいきません。今回はその理由を掘り下げていきます。
フォックスは「トップクラスの司令塔」ではない?
バックリー氏は、「世間はフォックスを一流または二流の司令塔と見なしているが、実際は“身長188cmのスコアリングガード”に過ぎない」と主張しています。
ですがこの点については、根本からズレています。
たしかに、フォックスはスコアリングガードです。そしてそれは誰もが知っています。彼がクリス・ポールのような伝統的なパス優先型のポイントガードだと考えていた人など、ほとんどいないはずです。
実際、スパーズ加入前の5シーズン中4シーズンで25得点以上を平均しており、得点力はリーグでも屈指です。スコアリングガードであることが、なぜネガティブな評価につながるのでしょうか?
サクラメントで勝てなかったのは彼の責任?
バックリー氏は「プレーオフ進出に貢献できなかった」として、フォックスの8年間のキャリアを否定的に評価しています。
しかしこれもフェアではありません。
サクラメント・キングスという球団は長年混乱の中にありました。ドラフト時のヘッドコーチはデイヴ・イェーガー、そこからルーク・ウォルトン、アルビン・ジェントリーと迷走を続け、ようやくマイク・ブラウンという名将にたどり着いたのは最近の話です。
ヘッドコーチが安定し、体制が整った途端、チームは48勝を挙げ、ウエスト3位でプレーオフ進出を果たしました。
翌シーズンは46勝を挙げながらもウエスト9位。これはウエストのレベルが異常に高かっただけで、フォックスの責任ではありません。
しかもこのシーズン、彼は平均27得点、6アシスト、2スティール、そしてキャリアハイの3P成功率37%というハイパフォーマンスを記録しています。
スパーズでの数字だけを見て評価するのは早計
サンアントニオに来てからのフォックスは、確かに得点とアシストが少し落ちました。しかしそれはチームのシステムに適応するため、そしてウェンビーの不在、さらには自身の怪我といった複合的な要因が絡んでいました。
それをもって「良い選手止まり」と評価するのは、あまりにも短絡的です。
スパーズファンなら誰もが知っているように、ビッグ3時代のトニー・パーカーもスコアリングガードでした。彼が「スティーブ・ナッシュのようにパスができなかったから」と言って過小評価されたでしょうか?
フォックスは本物の「バスケットボール選手」
最後に強調したいのは、フォックスが真のバスケットボールプレイヤーだということです。キャリアを通じての安定した数字、勝利への献身、そして何よりも「60得点ゲーム」を叩き出すような爆発力。
これをもってして「過大評価」と言うのは、正直バスケットボールを見ていないとすら感じます。
彼が“過大評価”されているなんて、とんでもない。
引用元:AirAlamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
YouTubeでもスパーズ情報を発信中!
チャンネル登録・応援いつもありがとうございます!
ご支援いただけると励みになります!
NBAブログランキングに参加中!

NBAランキング
ブログ村にも参加しています🏀
良ければクリックで応援お願いします!

にほんブログ村
コメント