サンアントニオ・スパーズは近年、ドラフト運に恵まれてきました。
3年連続で抽選を勝ち抜き、最後にはディラン・ハーパーを指名。
彼の加入によって、スパーズが長らく求めてきた「試合のペース」と「ゲーム支配力」が手に入る可能性が高まっています。
ハーパーの真価は“スピードをコントロールできる力”
ハーパーの特徴は、自分のリズムを一切崩さないことです。
必要なときにスピードを上げ、すぐに減速してストップ。
そこからピボット、サイドステップを使って、コート上の“行きたい場所”に自在に到達します。
このスタイルに、どこか既視感を覚えませんか?
そう、マヌ・ジノビリです。
ジノビリほど大胆ではないかもしれませんが、ハーパーのように「ストップ&ゴー」を自在に操るスキルは、ジノビリが相手を翻弄していた理由のひとつでした。
「彼のプレーには本当に繊細さがある。ドリブルでディフェンスをコントロールする力、パス時の目線の使い方、方向転換の技術、ディフェンスが仕掛けてきた時のカウンターの準備…。すべてが備わってるよ」
― ブライス・サイモン(Game Theory Podcastより)
このような能力を持つ選手が、スパーズのベンチユニットを率いるのは理想的です。
スターターとして起用することもできますが、現時点ではベンチからの起用がチームにとっても本人にとってもベストな選択肢でしょう。
キャッスルやフォックスとの併用にも柔軟性あり
スパーズはすでにプレーメイカーを多く抱えています。
2年目のステフォン・キャッスルは、昨季の新人王でありながら今は少し話題から外れがちですが、この夏もしっかりと成長の準備を進めています。
フォックスは当然ながらスターター確定。
3人のガード全員を同時に起用する“3ガードラインナップ”も可能ですし、どんなローテーションでも2人は常にコートにいるように構成することもできます。
ハーパーには、48分のゲームの中で自分の時間を確実に作り、インパクトを残すだけのスキルがあります。
スパーズ王朝を築いた時代の共通点は「自己犠牲」でした。
そして、次の時代を築くためにも同じ“献身性”が必要です。
もし今の若手コアが全員その力を最大限に発揮できれば、スパーズにとってどんなラインナップでも“アドバンテージ”となるでしょう。
引用元:AirAlamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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