2025-26シーズンに向けて、サンアントニオ・スパーズは「勝てるチーム」へと一歩ずつ進んでいます。
オフェンスもディフェンスもウェンビー中心に構築されつつある現在、チームは即戦力スターの獲得よりも、オクラホマシティ・サンダーのように若手を核にした有機的なチーム作りを選択。
その象徴的な出来事が、ケビン・デュラント獲得に動かなかった判断です。
しかし、だからといって勝利を諦めたわけではありません。
2025年のFA市場でスパーズが加えた3人の選手たちは、地味ながらチームを底上げする存在です。
ルーク・コーネット獲得でペイントエリアを強化
フリーエージェンシー初日に、スパーズは身長218cmのセンター、ルーク・コーネットと4年総額4100万ドルで契約しました。
「え、コーネットってそこまでの選手だっけ?」と思った方もいるかもしれません。
確かにこれまでのキャリアでは控え中心で、起用も限定的でした。
ですが、スパーズがこの契約に踏み切った理由は明確です。
コーネットはNBA屈指のリムプロテクターの1人。
彼の代名詞とも言える「コーネット・コンテスト」は、スリーポイントシューターに対して垂直ジャンプで最大限の威圧感を与える独特なディフェンス手法です。
ウェンビーとのツインタワー構成は、相手にとって得点の難易度を格段に上げるでしょう。
もちろん、クイックネスに難があるためアイソレーションで狙われるリスクもありますが、ウェンビーが後ろに控え、周囲の選手が機動力を補完すれば、鉄壁のディフェンスが実現します。
契約総額も年々サラリーが下がる構造になっており、トレード資産としても柔軟性があります。
「プレーオフで7ブロックした男」が今後のスパーズでどのように輝くか楽しみです。
グレード:B+
ジョーダン・マクラフリンは信頼できるロッカールームリーダー
フォックス、ハーパー、キャッスル、ヴァセル、ソーハン、そしてオリニクと、スパーズにはすでにボールハンドラーが揃っています。
にもかかわらず、フォックス獲得トレードの一部として加入したマクラフリンと1年300万ドルで再契約したのは、明確な理由があったのでしょう。
彼は「出番があれば全力でプレーする」、そんな誠実な選手です。
ロッカールームでも好影響を与える存在であり、若手の手本としても期待されています。
プレータイムは限られるかもしれませんが、「いてくれるだけで価値がある」そんなベテランです。
グレード:B
リンディ・ウォーターズⅢはシューターとして期待
ウォーターズはこれまで定着先に恵まれなかった選手ですが、シュート力には定評があります。
昨季は34.4%とやや落ち込んだものの、キャリア平均では37.7%と安定した3P成功率を誇ります。
ウォリアーズでは序盤ローテに入るなど、信頼を得た時期もありました。
スパーズが彼と結んだのはミニマム契約。
リスクは低く、スクリーンからのキャッチ&シュートやムービングスリーで貢献できれば、戦術の幅も広がります。
グレード:B
スパーズは豪華補強よりも、チームの育成と戦術の最適化を選びました。
ウェンビー、フォックスを軸に、若手とベテランが融合することで、2025-26シーズンのプレーオフ争いは十分に現実的です。
今季の補強はその土台を支える、堅実で意義のある一手だったといえるでしょう。
引用元:CLUTCHPOINTS
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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