NBAドラフト・ロッタリーを前に、サンアントニオ・スパーズは大きな期待を胸に静かにその時を待っています。
1ヶ月あまりで行われるNBAドラフトでは、
仮にトレードがなかった場合、スパーズは1巡目指名権を2つ持つことが確定しています。
しかもその2つが、どちらもロッタリー指名になる可能性があります。
それというのも、アトランタ・ホークスがプレーオフを逃せば、2022年のデジャンテ・マレーとのトレードで譲渡された2025年の1巡目指名権がスパーズに入るからです。
さらに朗報だったのが、今年のNCAAファイナルフォーがスパーズの本拠地・アラモドームで開催されたこと。
この機会を活かして、スパーズのスカウト陣は来たるドラフトで上位指名が予想される選手たちを間近でチェックすることができました。
注目は、全体1位指名が確実視されているクーパー・フラッグに加え、同じデューク大に所属するコーン・クヌッペルとカーマン・マルアッチという2人の有望株です。
準決勝でデューク大がヒューストン大に70対67で敗れた試合で、クヌッペルは16得点7リバウンドを記録しました。
一方、マルアッチは6得点に加えてブロックショットを1本記録しています。
クヌッペルとマルアッチがスパーズにもたらす可能性とは?
ウェンビー時代が始まって以来、スパーズは外からの得点力、つまりシューターの不在に常に悩まされています。
長い時間帯でチーム全体のシュート成功率が落ち込んだり、あるいは優秀なシューターがベンチ要員にとどまったりと、ウェンビーの周囲に安定した“決定力”を持った選手を配置できていないのが現状です。
2月上旬に2023年オールスターのディアロン・フォックスを獲得したことで、オフェンス改善への大きな一歩を踏み出しました。
しかし、急成長を見せているルーキーのステフォン・キャッスルに関しては、ディフェンスではすでにチームの中核となりつつある一方で、アウトサイドシュートの精度は今後の課題とされています。
そうした背景からも、確実に3ポイントを沈められるシューターの獲得は、チームにとって非常に重要なテーマです。
その点で、クヌッペルの存在は魅力的です。
彼はファイナルフォーの試合で5本中3本のスリーポイントを成功させました。
今シーズン全体では、3P成功率が41%、FG成功率が48%。
1試合平均14.5得点を挙げており、オフボールでの動きの質が高く、自らチャンスを生み出す能力も持っています。
ボールを持ってからも自分でスペースを作り出し、得意な位置でシュートを打てるタイプです。
一方マルアッチはまだ18歳と若く218cmの身長に、229cmのウイングスパンを持つスケールが大きいビッグマン。
南スーダン出身のマルアッチは、将来有望なディフェンスの要として評価されています。
リム周辺でのフィニッシュ能力や、アスレチックな動きで得点機会を生み出すスタイルは、2023年にウェンビーが加入して以降のスパーズが欲してきたスキルセットです。
ザック・コリンズ、チャールズ・バッシーといった既存のビッグマンたちでは、ウェンビーと常時並べて効果的なコンビネーションを築くには至っていません。
その意味で、マルアッチはウェンビーとの“ツインタワー”を形成する潜在的なパートナーとして注目されているのです。
クヌッペルとマルアッチが語る「サンアントニオの印象」
ファイナルフォー期間中、米メディアClutchPointsは、
デューク大の注目選手2人に「サンアントニオの印象」についてインタビューを行いました。
南スーダン出身のマルアッチは、出身地に似た気候が印象的だったようです。
この天気、気に入ってるよ。セネガルに似てるんだ。暑いんだけど、そこがまたいい。
静かで落ち着いた街って感じで、すごく気に入ったよ。
一方ミルウォーキー出身のクヌッペルは、暑さについては少し驚いた様子でしたが、サンアントニオという街自体は好意的に受け止めていました。
ちょっと暑すぎるかなって感じるけど、ほんと、街自体はすごく気に入ったよ。
マネージャーたちとも話してたんだけど、すごくいい街だね。
大都市すぎないところがまたいいし、そういう雰囲気がクールだなって思った。
このように、サンアントニオに対してポジティブな印象を抱いている2人。
もしスパーズに加入すれば、環境面でもスムーズに適応してくれそうです。
スパーズの未来を担う存在として、彼らの動向から目が離せません。
引用元:CLUTCHPOINTS
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
\ 楽天カード×楽天NBAの最強コンボ! /
YouTubeもやっています。
皆さんのおかげで継続できています!
たまにポチっとお願いします!

NBAランキング
ブログ村

にほんブログ村
コメント