またしても早期終了となったシーズンを経て、スパーズはこの夏、ロスターの見直しを迫られています。
長期的な構想に合う選手と、そうでない選手を見極めなければなりません。
その中で、元ロッタリーピックのジェレミー・ソーハンは、依然としてスパーズの若手コアの一角を担っています。
今季は目に見える成長を遂げ、スパーズファンにとっても将来性を信じるに足る活躍を見せました。
しかし、その一方で高度なスタッツの数値はまちまちで、実際の貢献度について疑問も残っています。
アドバンスドスタッツが示す“厳しい現実”
最近、BBall Indexがソーハンに関するアドバンスドスタッツをまとめたデータを発表しましたが、その結果は決してポジティブなものではありませんでした。
オフェンスLEBRONでは低評価、さらにディフェンスLEBRONではそれ以下の結果となっています。
このLEBRONという指標は、従来のボックススコアに加え、出場時と非出場時のチームパフォーマンスの差も考慮に入れた“総合的な影響度”を表すスタッツです。
では、実際ソーハンはどれだけスパーズに貢献していたのでしょうか?
まずペイントエリア、特にゴール下3フィート以内のフィニッシュ率は70.7%と非常に高く、そのゾーンでの試投数も全体の半分以上を占めています。これは今季の彼の効率を大きく押し上げた要因の1つです。
実際トゥルーシューティング%は前季の51.3%から今季は58.9%にまで上昇しています。
一方で3ポイントは依然として苦戦しており、試投数自体は少ないものの成功率は30.8%。リーグ平均を大きく下回り、これで2年連続同じ数字にとどまっています。
さらに、フリースロー成功率も大きく落ち込んでおり、3年目の今でもシューターとしての成長は見られません。
これは、将来的に選手としての上限に影響を及ぼす可能性があります。
実際問題ソーハンに加えてフォックス、キャッスル、ヴァセル、ウェンビーといった主力を同時起用した場合、理想的なスペーシングを確保するのは難しく、オフェンス効率の低下を招くリスクがあります。
数値では見えない貢献も
とはいえ、すべてのスタッツがソーハンの真価を表しているわけではありません。
仮にキャッスルとウェンビーが高効率なスリーポイントシューターへと成長すれば、ソーハンのような“万能型のディフェンダー”の価値は一気に高まります。
オフェンスリバウンドで流れを引き寄せ、ペイント周りで確実に得点できるフィニッシャーとして機能すれば、それだけでチームに大きな武器をもたらすことになります。
こうしたプレーは、スタッツには表れにくい部分です。
また、今季スパーズが後半戦でラインナップを頻繁に変更していたことも、ソーハンの数値に悪影響を及ぼした可能性は十分にあります。
総じて、ソーハンは当初の期待ほどのインパクトを残せなかったかもしれませんが、着実に成長はしており、来季より質の高いチームメイトに囲まれることで、自身の強みをより活かせる環境が整えば、弱点も自然と隠れていく可能性があります。
引用元:Air Alamo
引用画像:Jeremy Sochan | Ed Szczepanski-Imagn Images
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
\ 楽天カード×楽天NBAの最強コンボ! /
YouTubeもやっています。
皆さんのおかげで継続できています!
たまにポチっとお願いします!

NBAランキング
ブログ村

にほんブログ村
コメント