日本時間、6月23日NBAドラフト2023が開催されました。
今年のスパーズは1巡目指名権は1位のみで2巡目指名権を二つ(33位・44位)持っていました。
サンアントニオスパーズは、
1位指名権でビクター・ウェンバンヤマを指名。
33位指名権は将来の2巡目指名権を二つと引き換えにウルブスへトレード。
44位指名権でシディ・シソコを指名しました。
またドラフト外でライスを獲得し、2way契約を結びました。
今回は指名した選手を紹介していきます。
1位 ビクター・ウェンバンヤマ
- メトロポリタンズ92 19歳 PF/C フランス出身
- 224㎝ 100㎏ WS:243㎝
- 21.4pts/9.9reb/2.2ast/3.2stlFG:46.5%/3P:30.4%/FT:82.9%
- 規格外のサイズとスキルを持つ新世代のビッグマン
- 1位
ウェンバンヤマは説明不要の規格外のサイズとスキルを兼ね備えた新世代のビックマンです。
彼はレブロン・ジェームズ以来、最も偉大なNBAの有望株であると広く考えられています。
規格外のサイズでウイングが可能で常識外れの機動力&ハンドリングを持っています。
また国際大会の経験が豊富で順応性は高く、DFで確実に脅威になれます。
課題としてはシュート&状況判断はまだ不安定なことや、フィジカル強化が必要でケガのリスク高いことです。
指名を受けた際は感極まった場面も見られました。
またポップから恒例の電話があり、激励の言葉を受けていました。
ポップは新しい時代の始まりだ、と高い期待を表していました。
44位 シディ・シソコ
- Gリーグイグナイト所属 19歳 SG/SF フランス出身
- 198㎝ 92㎏ WS:208㎝
- 12.8pts/9.9reb/3.5ast/1.2stl FG:46.0%/3P:30.4%/FT:65.5%
- 高いディフェンスと優れたパスセンスを持つウイングプレイヤー
- 1巡目後半~2巡目前半
シソコはイグナイトのスターターでありバランサーとして活躍していました。
運動能力とサイズを活かしたペリメーターディフェンスが武器です。
プロレベルの選手のディフェンスに効果的で、マッチアップ相手のフィールドゴール成功率を38%に抑えました。
高いバスケットボールIQを持っています。優れたカッターであり、才能あるパサーでもあります。
彼のアシスト率(彼がコート上にいる間にチームメイトのバスケットの何%が彼によるアシストであったかの推定値)は17.5%でした。サンアントニオで最もパス能力のあるウィング、ジェレミー・ソーハンの昨年のアシスト率は13.6%です。
オフェンスクリエイト能力は課題として挙げられていますが、これはサンアントニオではあまり問題にならないでしょう。
おそらくオフェンスでつなぐことができる3&Dウィングとしてより起用されるでしょう。
またアウトサイドシュートの成功率は30%ですが、キャッチアンドシュートのスリーポイントではわずかに高めの34%の成功率を記録しています。
スキルを磨けば3&Dのポテンシャルを持つアスレティックなウィングとして展望されています。
1年目にはサンアントニオよりもオースティンでのプレー時間が長くなるかもしれませんが、ドラフトの44位での選択は非常に価値があります。
その他の動き
またドラフト外でSir’Jabari Riceと2way契約を結びました。
テキサス大学4年の24歳のコンボガードです。独特のリズムからのドライブが持ち味のようです。
また先日ワークアウトを実施したCharles Bediakoとトレーニングキャンプ契約を結びました。
アラバマ大学2年で21歳、カナダ出身のビッグマンです。
2way契約の枠争いが激化しそうです。
これからの活躍に期待します。
ドラフトの評価は?
今回のドラフトでは2人のフランス人選手をドラフト指名しました。
個人的には100点満点の動きでした。
1位指名権では確実にウェンバンヤマを指名しました。
ドラフト前はトレードアップの噂がありましたが無理に動かず、また33位指名権を将来の2つの2巡目指名権に変え、44位指名権では1巡目指名が予想されていたシソコを獲得しました。
この動きは、自前の選手たちをしっかり育成して底上げを図り、将来複数の一巡目氏名権を活用して柔軟な選択ができるでしょう。
素晴らしいドラフトナイトでした。
詳しい選手紹介は後日ブログ、YouTubeで紹介していきます。
ようこそサンアントニオへ!!
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