NBAドラフト2025でスパーズが得た深みと残された2つの課題とは?

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長らく噂されていたロスター構想が、ついに明らかになりました。
サンアントニオ・スパーズは2025年NBAドラフトで、全体2位でディラン・ハーパーを、14位でカーター・ブライアントを指名しました。

この2人のルーキーを、すでに若手タレントが豊富なチームに加えることで、スパーズはフリーエージェント市場を待たずして層を厚くすることに成功しました。
とはいえ、戦力の奥行きがある一方で、チームの課題が明確になったのも事実です。
その課題を解決できなければ、今季のポテンシャルを最大限に活かすのは難しいでしょう。

現在、ビクター・ウェンバンヤマのバックアップを務められるセンターがロスターに存在していないため、さらなるサイズの補強が必要です。
また、アウトサイドシュートの安定性にも不安が残っており、これら2つの問題はフリーエージェントでの補強で解決する必要があります。

予想スタメンとセカンドユニットに見る戦略と課題

来季のスパーズの予想スターティングメンバーは、ディアーロン・フォックス、ステフォン・キャッスル、デビン・ヴァセル、ハリソン・バーンズ、そしてウェンバンヤマという布陣が想定されます。


このラインアップは、しっかりとした土台を持ちつつ、高い上限も備えており、スペーシングも期待できます。
ヴァセル、バーンズ、ウェンバンヤマの3人で、試合ごとに約20本のスリーポイントを放つ可能性があります。

フォックスとキャッスルも積極的に3Pを打つスタイルで、昨季は2人合わせて1試合あたり9.5本を試投しました。
ただし、成功率はともに30%を下回っており確率面ではやや不安が残ります。

それでも、チーム全体として見れば、必要なスペーシングは確保できるはずです。
また、フォックスとキャッスルはともにドライブで切り込めるスラッシャータイプであり、ウェンバンヤマがオフェンスの中心になることで、バランスの取れた構成になるでしょう。

一方で、セカンドユニットの構成はまだ不確定です。
ディラン・ハーパー、ジュリアン・シャンパニー、ケルドン・ジョンソン、ジェレミー・ソーハンといった選手たちがその候補になりますが、組み合わせによっては懸念点もあります。

たとえば、ハーパーが控えのポイントガードおよびシューティングガードを兼任し、35分中25分程度をプレーすると仮定した場合、ジョンソンがスモールフォワード、ソーハンがパワーフォワード、そして新たに加わるであろう補強選手がセンターを務める構成が考えられます。

この構成の問題点は、シャンパニィの出場機会が減ってしまうことです。
彼は昨季、バーンズに次いでチームで2番目に優秀なシューターでした。
バックアップのシューティングガードとして起用すれば、ハーパーの役割が制限されてしまう可能性が高まります。

そうなると、トレードという選択肢も現実味を帯びてきます。
たとえば、ジョンソンを控えセンターとトレードすることで、2つの課題を一度に解決できます。
このシナリオであれば、ハーパーに十分な出場時間を与えつつ、シャンパニィにもセカンドユニットでのしっかりした役割を持たせられます。

さらにソーハンを本来のパワーフォワードで起用でき、補強されたバックアップセンターによってフロントコートの厚みも増します。
これにより、カーター・ブライアントにもスポット出場の機会を与えやすくなり、ウィングの負傷時にも対応できる陣容が整います。

全体として見れば、ハーパーとブライアントの指名によって、スパーズは戦力の層を大きく強化しました。
しかし、チームとして成功するためには、アウトサイドシュートの安定化とバックアップセンターの補強という2つの大きな課題を解決する必要があります。

引用元:AirAlamo

引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries

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