11月にスパーズが失速した原因は?

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サンアントニオスパーズは今シーズン開幕ダッシュに成功しましたが、11月に入ると急降下してウエスタンカンファレンスの最下位付近まで転がり落ちました。

今シーズンはスパーズにとって再建シーズンであるため、 例年よりは悲観的にはなりませんが、ファン達の目にどのように映っているのか検証をしていきましょう。

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現在のチームでポジティブなことは?

サンアントニオが今シーズンポジティブな面の一つとして、 完全に若手にシフトしたためどのようなチームになるかは明確ではなく、失うものがなかったということです。

ケルドン・ジョンソンやデビン・ヴァセルのような選手がより大きな役割にステップアップし、支配的なスーパースターがいなくなったことで、 相手チームからすると誰が攻めてくるか分からずディフェンスがしづらい状況でした。

ペイサーズに勝利した試合では4名の選手が20ポイント以上を獲得しました。

ブルズ戦では、7人の選手が二桁得点を記録しました。

シクサーズ戦ではチーム全体のハードワークでスーパースターを要する相手に我慢強い勝利を手にしました。

ティンバーウルブズは、ルディ・ゴベアとカール・アンソニー・タウンズ の役割が定まっておらずトランジションが早いスパーズ相手に対策を見いだすことができませんでした。

またスパーズは10月の時点ではアウトサイドシュートが好調でした。

1試合平均36本の3 P アテンプトを記録した上に成功率はほぼ40%を記録しました。

失速した要因①: 3P不調&個の力不足


11月のスパーズは3P成功率は30%以下でした。

特にケルドンはスランプに陥っています。

それ以上に深刻なのは、 アンセルフィッシュなチームオフェンスだけでは個人の実力の不足を補うことができなくなったことです。

今シーズンのスパーズが取り入れているオフェンスのスタイルは、 チーム全体でオフボールで動きながらハンドオフを繰り返しディフェンスのズレを作り出しています。

このスタイルにより多くのアシストを記録していますがそれ以上にターンオーバーも膨れ上がっています。

11月に入りナゲッツにブローアウト負けを喫した時はターンオーバー24回、ラプターズに敗れた時は23回とかなり悪い数字が続いています。

これらのミスは意思疎通がうまくいっていないことから生じています。

ビッグマンがボールを持っている時にウィングの選手に対してバックドアカットを期待しているときにハンドオフにきたり、 ポジショニングを間違っていたり、 自分で狙うべきショットを躊躇して必要以上にパスを回すなど、 まだまだチームとしての課題は大きいです。

失速した要因②: 怪我人続出

選手やチームの完成度に加えて怪我人が続出している事も要因となっています。

特に大きかったのがプリモの離脱とウェスリーの怪我です。

プリモは開幕当初シックスマンとしてセカンドユニットをうまく支えていましたが、 例の事件で解雇されました。

ウェスリーも膝の怪我で早々に離脱してしまいました。

そのため純粋なPGはトレジョーンズのみになりました。

試合が進むにつれて、トレの負担は増していきパフォーマンスの低下に繋がっています。

ザック ・ コリンズのケガにチャールズ ・ バッシーを埋めていますが、 真のバックアップセンターになるにはまだ経験が必要です。

怪我が多い要因としてはチーム全体が動きハンドオフを繰り返すことで体力の消耗が大きくなっていることです。

これに関しては個人の力をつけてピックアンドロールからスムーズに得点につなげることができるように成長するしかありません

失速した要因③:スターターが揃わない

長期の欠場に加えて、驚くほど堅実なスターティングラインナップを混乱させた摩耗や損傷の病気が相次いでいます。

これは先ほどの要因とほぼ同じですが、スパーズはスターターの力は他チームと比べても悪くありません。

これらの怪我により 開幕時のスターティングラインナップが揃わない試合が増えました。

Tre Jones、Devin Vassell、Keldon Johnson、Jeremy Sochan、Jakob Poeltl のユニットは、一緒にプレイしたときはネットレーティングでプラスの評価を記録しています。

このラインナップを活用できなくなっていることも大きな要因です。

11月はスターターが揃わなかった試合では、平均27点差で敗れています。

またいくつかのよいゲームがありました。

グリズリーズ戦は延長戦の末に敗れました。

今年はできるだけ負けてほしいと思っているファンもバラエティーに富んだ試合を喜んで見ていました。

シーズン前にポップが直接言ったように、現在のチームは決して何試合も勝つことを期待されていない、目標は彼らが学び、成長することであり、それを実践してきました。

ケルドンとヴァセルは強力なウイングに成長し、ヤコブはセンターポジションで2wayプレイヤーとなり、トレジョーンズは安定した先発ポイントガードに成長し、ソーハンはトッププレイヤーとマッチアップしながらその驚異的な可能性を垣間見せるようになってきています。

サンアントニオは現在ピストンズ、ロケッツ、ホーネッツ、マジックを除くすべてのチームより成績が悪く、ウエスト14位につけています。

それでもファン達は再建シーズンだと全員分かっているので、 温かく見守ることができています。

それは今年のオフシーズンのドラフトのためです。

選手たちの成長を見守りながら、来シーズン以降のチームの飛躍を期待して待ち続けましょう。

引用元:KENS5

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