グレッグ・ポポビッチが約30年にわたり築き上げてきたスパーズの体制に、大きな変化が訪れました。
5度のNBA優勝を指揮し、長年にわたってフランチャイズの象徴であり続けた彼が、先週ヘッドコーチを退任。
今後は「バスケットボール部門代表」としてフロントに専念することになりました。
彼の影響力がスパーズに残ることは間違いありませんが、それでもこの移行は多くのスパーズファンにとって感慨深い変化です。
20世紀末からチームを追い続けてきた人々にとって、ヘッドコーチとしてのポポビッチの姿が見られなくなるのはやはり寂しいものです。
ただし、ポポビッチ自身もその変化を受け入れ、独自のユーモアで周囲をサポートしています。
“El Jefe”として新体制を後押し
新ヘッドコーチであるミッチ・ジョンソン氏の就任会見に登場したポポビッチ氏は、注目の一言を放ちました。
「もうコーチじゃない、“El Jefe(エル・ヘフェ)”だ」
このスペイン語の意味は「ボス」。
ポポビッチ氏はティム・ダンカンとマヌ・ジノビリにジャケットを脱がせてもらい、前面に「El Jefe」、背面には「Señor Popovich: President of Basketball Ops」と書かれたTシャツを披露しました。
昨年11月に軽度の脳卒中を経験し、現在もその影響は見られるものの、彼のユーモアは健在です。
この会見は、ポポビッチ氏が療養のためスパーズを離れて以来、初めてカメラの前に姿を見せた場でもありました。
それだけに、彼にとってもこの新体制の門出を支えることは非常に重要だったのでしょう。
またポップはリハビリは継続しているが、完全な状態ではないため次の時代に引き渡す時が来た、と話しています。
マヌとティミーがサポートしているようです。
ジョンソンは2016年からスパーズに関わり、Gリーグのオースティン・スパーズでアシスタントを務めた後、2019年にNBAチームのベンチ入りを果たしました。
困難な時期にチームとコミュニティーを支えながらリーダーシップを発揮し、選手やスタッフからの信頼を勝ち取ってきました。
そしてこれからは、ウェンビー、ディアーロン・フォックス、新人王ステフォン・キャッスルといった若きスターたちと共に、自身のレガシーを築いていくことになります。
もちろん、スパーズの偉大な歴史を背負うことになるジョンソンには大きなプレッシャーがのしかかります。
しかし、必要な時にはポポビッチ氏が後ろから支えてくれることでしょう。
そして何より、「El Jefe=ボス」であることを、ポポビッチ自身がしっかりと宣言してくれました。
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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