最も楽観的なサンアントニオ・スパーズのファンでさえ、今シーズンのこのチームがここまで素晴らしい姿を見せるとは予想できなかったはずです。ケガ人が相次ぐ中でも勝ち続けており、層の厚さがシーズン序盤の成功に大きく貢献しています。
フリーエージェントで加入したルーク・コーネットは、当初はスターであるウェンビーの控えとしてシーズンを迎えましたが、ここまで予想以上に大きな役割を果たしています。
ウェンビーが負傷で欠場し、その後も出場時間制限が課される中で、スパーズがコーネットを獲得した判断は天才的だったと言える状況です。
同時に、ジェレミー・ソーハンと延長契約を結ばなかった判断も、結果的に正しかったように見えます。
ソーハンもシーズン序盤にケガで出遅れ、その間にコーネットが自身の価値を示す機会を得ました。これは契約イヤーを迎えているソーハンにとって決してプラスには働いておらず、現在はチームのレギュラーローテーションから外れています。
驚きではありますが、シュート力とスペーシングをディフェンス以上に重視するミッチ・ジョンソンHCの判断としては妥当でしょう。
ジェレミー・ソーハンを延長しなかったスパーズの判断は正しかった
ソーハンはディフェンス面では評価できますが、オフェンスで安定して貢献する方法をいまだに確立できていません。一方のコーネットにはその問題がありません。
ウェンビーと並ぶ「フレンチ・バニラ」ラインナップでパワーフォワードとして起用されることもありますが、本質的にはクラシックなセンターです。
フィジカルなスクリーン、力強いロール、アリウープ処理、さらにオフェンスリバウンドと、チームのオフェンスを支える要素を高いレベルで備えています。
ソーハンも似た役割はこなせますが、完成度ではコーネットが上です。
その結果、ソーハンの出場時間は減少し、スパーズでの将来はますます不透明になっています。
トレード候補になる可能性もありますが、今季の度重なるケガ事情を考えると、少なくともオフシーズンまではチームに残す判断も考えられます。
制限付きフリーエージェントでタダ同然で流出を防ぐにはクオリファイング・オファーが必要ですが、市場で大きな注目を集める可能性は高くありません。最悪のケースでも、来季は1年契約で戻ってくる可能性が高いでしょう。
年俸約1,500万ドル規模の延長契約と比較すれば、ソーハンに証明の場を与える判断をしたスパーズは明らかに正しい選択でした。
残念ながら、彼はこれまでに既に分かっていた以上の価値を示せていません。
パワーフォワードとしてはシュート力が足りず、センターとしてはフルタイムで使うにはサイズが足りないという課題もあります。よりシューターが揃ったチームであれば活躍の可能性はありますが、今のスパーズのロスターには合っていません。
だからこそ、このロスターにより適したスキルセットを持つコーネットが安定して活躍しています。
結果として、ソーハンを延長せず、安価なフリーエージェントで事実上の代役を確保したスパーズの判断は、より一層賢明だったと言えるでしょう。
引用元:AirAlamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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