ビクター・ウェンバンヤマにとって初めてのプレーオフは印象的なものでした。しかし、完璧だったわけではありません。
そのことが明らかになったのが、ニューヨーク・ニックスと戦ったNBAファイナルです。ウェンバンヤマは強固なニックスのディフェンスを相手に、リズムをつかむのに苦しみました。
得点パターンの少なさを主な原因として指摘することもできます。しかし、彼が苦しんだ大きな理由の一つは、起用法にもありました。
スパーズはベンチから十分なインサイドの貢献を得られなかったため、ウェンバンヤマは長い出場時間をこなし、オフェンスとディフェンスの両面で大きな負担を背負うことになりました。
その結果、試合終盤には疲労が見え、全体的なパフォーマンスにも影響が出ました。
しかし今後は、ミッチ・ジョンソンHCがジェイデン・クウィンタンスとタリス・リードJr.を起用し、ウェンバンヤマの負担を軽減できます。
これはレギュラーシーズンだけでなく、プレーオフでも大きな意味を持つでしょう。
クウィンタンスとリードJr.はコーネットが苦しんだ部分を補える
2025-26シーズンのルーク・コーネットは、サンアントニオにとって堅実な控えセンターでした。
シーズン序盤にウェンバンヤマが負傷でプレーできなかった期間にも、コーネットはチームを支えました。
しかし、プレーオフは別の戦いです。
コーネットは十分なリムプロテクションとリバウンドを提供することに苦しみ、出場時間は大きく減少しました。
今季は状況が異なります。
スパーズがウェンバンヤマを休ませる必要がある時には、健康な状態のクウィンタンスとリードJr.が、頼れる選択肢になります。
2人はフィジカルに優れた有望な若手であり、相手のペイントアタックをためらわせ、リバウンドでも競り合えます。
これはスパーズにとって、まさに必要だった補強です。
ウェンバンヤマがコートにいない時間、ジョンソンHCはインサイドの仕事をたった1人に任せる必要がありません。
コーネットのパフォーマンスが上がらない場合でも、リードJr.とクウィンタンスが不足分を補い、泥臭い仕事を担えます。
プレーオフでは特に大きな効果を生むはずです。
十分に休息を取ったウェンバンヤマは、オフェンスとディフェンスの両面で、さらに危険な存在になります。
オフェンスではよりアグレッシブかつ効率的にプレーでき、ディフェンスでは最大限のエネルギーを使ってペイントエリアを封鎖し、必要に応じてペリメーターも守れます。
インサイド強化でリーグ全体の大型化にも対応
ウェンバンヤマの周囲にインサイドのローテーションを整えることは、スパーズにとって重要でした。
なぜなら、リーグ全体がより大型化しているからです。
ヒューストン・ロケッツ、ロサンゼルス・レイカーズ、オクラホマシティ・サンダー、ユタ・ジャズ、マイアミ・ヒートなど、多くのチームがインサイドの存在感を維持、または高めるための動きを見せています。
クウィンタンスとリードJr.の加入は、スパーズがほかの優勝候補に遅れを取らないための補強でもあります。
スパーズがNBAの次なる王朝になるという目標を実現するには、こうしたロスター構成の変化に対応するだけでなく、先回りする必要があります。
サンアントニオは今夏、ロスター最大の弱点を修正しました。
この補強は、ウエスタン・カンファレンス上位にとどまるためだけのものではありません。
スパーズはプレーオフでの躍進を優勝につなげ、2027年にチャンピオンシップトロフィーを掲げるために必要な戦力を手にしています。
引用元:AirAlamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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