スパーズファンが今シーズンに期待していたこと、それはターンオーバーの改善とシューティング力の向上です。
昨シーズンはヴィクター・ウェンバンヤマのおかげで目を見張るようなハイライトが多く生まれましたが、同時にフラストレーションの溜まる場面も多くありました。
今年のチームは確かに改善を見せていますが、依然として課題のエリアが残っています。
ターンオーバーは改善している?スタッツが示す現実
チームスタッツを見てみると、サンアントニオ・スパーズのターンオーバー数は昨シーズンのリーグ27位から15位に改善されました。
しかし詳細を確認すると、1試合平均15.7回から15回へとわずかな改善に過ぎません。
これはリーグ全体でターンオーバーが増加していることを示しており、スパーズだけの成果ではないということです。
クリス・ポールやハリソン・バーンズといったベテラン選手が加入したことで、ポゼッションの大切さを若手に教えることが期待されました。
実際に数試合では効果が見られましたが、まだ十分とは言えません。
スパーズの対戦相手は1試合平均90.8回のシュートを放っていますが、スパーズのシュート回数は87.4回にとどまっています。
ターンオーバーは相手の速攻やトランジションポイントにつながり、チームに勢いを与えてしまいます。
ボールを大切に扱うことはスパーズ自身でコントロールできる課題です。これを解決しなければ、試合を落とし続けることになるでしょう。
シューティングの不振は深刻?数字が語る真実
シューティングに関しては、「もっと決めればいい」と簡単に言える問題ではありません。
そもそも選手がシュート力に欠けているのであれば、改善は一筋縄ではいかないのです。
直近5試合でスパーズは84本のオープン3ポイントを放ち、そのうち成功したのはわずか22本。
成功率は『26.2%』であり、この数字では勝つのは難しいと言わざるを得ません。
11月中旬には3ポイント成功率がリーグ14位(35.8%)でしたが、最近の不振により22位まで急降下しました。
直近10試合では成功率33.1%にとどまっており、ファンを「改善したかも」と一瞬期待させたものの、現実は厳しい状況です。
この不調が一時的なものなのか、それとも根本的な問題なのかはまだわかりませんが、良いシューティングを続けて見せない限り、信頼は生まれません。
NBAでは3ポイントシュートの重要性が増しており、これを決められないチームが勝利するのは難しい時代です。
現状のスパーズは「シュートが苦手な選手もいずれは成長するだろう」と過度に期待しすぎたのかもしれません。
このまま状況が改善されないのであれば、ドラフト指名権を使って実績のあるシューターを獲得する必要があるかもしれません。
引用元:Air Alamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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