サンアントニオ・スパーズのブライアン・ライトGMは、今オフもチームのロスターに控えめながら非常に意味のある変更を加えています。
派手な動きを見せないことで、スパーズを世間のスポットライトや、この夏繰り広げられたスーパースター争奪戦からうまく距離を置かせました。
今オフはヤニス・アデトクンボがマイアミ・ヒートへトレードされ、レブロン・ジェームズはミニマム契約でフィラデルフィア・セブンティシクサーズと契約しました。
通常、こういった2人のスーパースターを逃すのはマイナスに捉えられがちです。 しかし、ライトGMのこの判断は非常に賢明でした。
サンアントニオは明らかに正しい道を進んでおり、成長のプロセスを焦ってスキップしなかった彼の選択は間違っていません。
ゴールデンステイト・ウォリアーズのスーパースター、ステフィン・カリーのトレード噂についても同じことが言えます。 『The Ringer』のビル・シモンズ記者は、スパーズがメガトレードを仕掛けて彼を獲得すべきだと主張していますが、それはライトGMのスタイルとは言えないでしょう。
ブライアン・ライトGMが描くブレないビジョン
もちろんカリーが加われば素晴らしいですが、問題はその代償(コスト)です。 もし彼が市場に出たとしても、スパーズは莫大な資産を差し出すことになります。
おそらくディアロン・フォックス、カーター・ブライアント、そしてドラフト1巡目指名権4枠あたりが出発点になるはずです。
仮に1巡目指名権をいくつか残せたとしても、ステフォン・キャッスルかディラン・ハーパーのどちらかを手放す必要が出てきます。 来シーズンにすぐ優勝を狙える位置にいるスパーズが、わずか2〜3年のカリーのために彼らを放出するのは、あまりにも大きすぎる犠牲です。
それよりも、サンアントニオは現在の路線を維持し、手元にいる若手たちの才能を伸ばしていくべきです。
ビクター・ウェンバンヤマ、キャッスル、ハーパーがオフシーズン中にさらに化ける可能性は大いにあります。 さらにフォックスのパフォーマンスが本来の平均値に戻り、サポートメンバーが充実すれば、スパーズは昨シーズン以上に強力なチームになれるはずです。
来季の優勝に必要なピースはすでに揃っている
多くの点で、現在のチームは2014年にNBA制覇を果たした当時のロスターと重なります。 当時のスパーズもチームの骨組みを解体するのではなく、脇を固めるサポートキャストに微調整を加えただけでした。
そうした細かな改善を重ねることで、すでに強かったチームをさらに上のレベルへと引き上げたのです。 その結実が、あの見事な優勝でした。 ライトGMもまさにその成功法則にならい、うまくいかなかった部分を補修してチーム力を高めようとしています。
トバイアス・ハリスの加入により、パワーフォワードの層はグッと厚くなりました。 また、高齢のベテランセンター陣を整理し、タリス・リードJr.やジェイデン・クエインタンスを獲得したことで、ウェンバンヤマやルーク・コーネットの控えとなるインサイドの層も向上しています。
すべてが計画通りに進めば、来シーズンのチームは62勝を挙げてNBAファイナルまで進出した昨シーズンのチームをはるかに凌ぐ存在になるかもしれません。
もしそうなれば、派手な大補強を避けて堅実な長期的チームビルディングを選んだライトGMの正しさが、改めて証明されることになります!
引用元:AirAlamo
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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