サンアントニオスパーズ在籍3年目のフォワード、ルカ・サマニッチは次のシーズンに向けて着々と準備を進めているようです。
SNSでバルクアップしたボディと熱心なワークアウトの模様を次々と投稿しています。
特にサマニッチの体型の変化は目を見張るものがあります。
ドラフト前とルーキーシーズンはヒョロヒョロとした体型でしたが、今では体に幅と厚みがあるように見えます。
努力の成果が見えています。
サマニッチは来シーズン勝負の年となります。
フロントオフィスはこれまでのところ非常に忍耐強く、 サマニッチを育成していますが、 来シーズンの結果次第では今後の見通しを検討する必要があります。
サマニッチは22歳で3シーズン目に入りますが、同期のケルドンと比べると経験不足です。
ルーキー契約は次の1年しか残っていません。
来シーズンは育成の次の段階に入るため、 進歩と結果が求められます。
出場時間と一貫性の獲得が必要
今のところフィジカル的には準備ができているようで、励みになりますが、過去の彼にとっての2つの最大のハードルは、一貫性の欠如と出場機会の少なさでした。
サマニッチにとって幸運なことに、後者はもはや問題ではないはずです。
フロントコートのメインプレーヤーだったオルドリッジとルディは去りました。
サデウス・ヤングもトレードされている可能性があり、アミヌが開幕前にロスターに残ることはかなり低いと考えられます。
サマニッチはケルドン・ジョンソン、ダグ・マクダーモット、そして潜在的にザック・コリンズと出場時間を争うこととなります。
ケルドンとマクダーモットのナチュラルポジションはスモールフォワードです
コリンズは2回の足首の負傷に伴い、センター以外でプレーするためのスピードが不足している可能性があります。
ヤングとアミヌが移籍すると仮定すると、サマニッチはロスターの中で唯一ナチュラルポジションがパワーフォワードの選手となります。
スパーズはマクダーモットとケルドンを並べることでスモールボールを継続するかもしれません。
一貫性の問題は解決が難しい場合があります。
サマニッチはここ2シーズンでオフボールでの判断力は向上しておりオフボールムーブとパスの判断は改善してきていますが、 プレーを躊躇してターンオーバーを犯す場面もありました。
サマニッチのアスレチック能力とIQの高さはドラフトされた時から定評がありましたが 、サンアントニオでは固定された役割がなかったため問題を悪化させた可能性があります。
出場時間が確保できれば結果を出していた
サマニッチはシーズン中盤に5試合連続で10分以上出場した期間がありました。
平均7ポイント、5リバウンド、リーグ平均の3P成功率を記録しました。驚異的なディフェンスを果たしました。
一貫した出場時間を確保することができれば十分活躍は期待できます。
特にサマニッチの持ち味はサイズと機動力を活かしたディフェンスとビッグマン離れしたハンドリングとシュートレンジです。
このユニークなスキルセットは、来年のパズルの大きな部分になる可能性があります。
昨シーズン見せたディフェンス力を披露して 、アウトサイドショットを安定してリーグ平均並みに沈めることができればチームの大きな武器となるでしょう。
またサマニッチは他に優れたストレッチビッグ(ランデール・コリンズなど)とともに出場した場合は優れたハンドリングとドライブ能力を活かしてリムアタックすることができます。
サマニッチは彼のキャリアの残りがどのように進むかを決定する可能性のある重要なシーズンに入ります。
そして彼はそれに備えるために仕事をしているようです。
彼がNBAに所属していることを証明する最後のチャンスかもしれませんし、スパーズは間違いなく彼の特徴を備えた選手を必要としているので、フランチャイズの忍耐力に報いるためにブレイクアウトシーズンが来ることを願っています。
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コメント
コメント一覧 (2件)
ホワイトやヴァッセルと言ったマイフェイバリットでは有りませんが、SASが最も欲している使えるビッグマンになれる準備は出来ている様ですね。もう後の無い勝負の年だと言うのは本人が一番分かってるハズなので、昨シーズンまでとは気合いがまるで違うと思われます。十二分にヤレる事は分かっているので、結果を上手に出し続けて欲しいです。「自信」さえ付ければ驚くほど成長しますよ❗️多分ね。
ジョーンズ、ランデール、サマニッチの3人は私的に来季注目していきたいです。
おっしゃる通りです。
サマニッチは出場時間と自信が獲得できれば十分通用すると思います。
新しいスパーズの世代交代を見守っていきたいですね!