第2回目のスパーズ通知表はデローザンに続き、長年の功労者パティ・ミルズです。
昨シーズンの通知表はこちらから
今シーズンの成績
32歳のパティは68試合に出場して24.8分の出場時間で平均10.8ポイント、1.7リバウンド、2.4アシスト 、FG成功率41.2%、3P成功率37.5%、FT成功率91.0%を記録しました。
ベストゲーム
ベストゲームはクリッパーズ戦です。
ベンチから27ポイント、8本の3ポイントを記録しました。
良かった点
チームのセカンドユニットを支える
スパーズには試合の流れを変えるインパクトのあるバックアッププレーヤーとして活躍しました。
オフボールムーブからの積極的な3ポインターはシューティングに苦しむチームの中で貴重なオプションでした。
ベンチ出場で平均10.8ポイントを記録しましたが、 ベンチから二桁得点を記録できる選手はNBA の中でも貴重です。
また後半戦は特にチームがいかにパティに頼っていたかがわかりました。
後半戦の4月はパティの調子が非常に悪く、3ポイント成功率も30%を割っていました。
それに比例してスパーズも調子を落としてしまいました。
パティの調子によってスパーズの勝敗が左右していました。
コート内外の貴重なメンター
パティはベテランでチャンピオンシップを獲得した経験を持っています。
ロスターで最も在籍期間が長いパティは黄金時代からの架け橋の役割を果たしています。
またパティはサンアントニオスパーズの組織が表す全てのものを体現しています。
その価値観をコアとなる若い選手たちに伝えています。
コート内外で疑う余地のないリーダーであるパティは、コートでプレーしている時はチームにエネルギーを与え、ベンチではリーダーシップを発揮し積極的にアドバイスをしています。
リーダーシップの観点から見てもチームの文化と物事を進め方は、チームケミストリーにとって非常に重要なことであり、それを体現できる選手が非常に貴重です。
チームの接着剤として若手選手たちを支えました。
またコミュニティーや人権問題にも積極的に取り組み、社会の模範となる存在でした。
ここまでできる選手は限られています。
また相変わらず丈夫な体を保っており、怪我無くチームの誰よりもコートを走り回っていました。
改善が必要な点
いつ衰えが来るか…
一番気になるのは年齢です。
パティは32歳であり、NBAの平均的な選手のキャリアが5〜6年であることを考えるとパティはそれを遥かに超えています。
怪我は少ない選手ではありますがいつ衰えが現れるのか気になるところです。
身長が183cmと小柄であるため、マッチアップの標的になりやすいことは隠しきれません。
ディフェンスの評価指標であるディフェンシブボックスプラスマイナス(DBPM) ではチームワーストの数字でした。
特にリバウンドの面で苦労していた印象です。
マッチアップ相手にオフェンスリバウンドを許すシーンがよく見られました。
また今年のオフシーズンもオーストラリア代表として休むことなくプレイし続けました。
いくらタフなパティといえども長年の疲労も溜まっていることが考えられるため、いつ怪我してもおかしくない状況だと思います。
総合評価
総合評価:B
パティのアウトサイドシュートはチームの貴重なオプションでした。
後半戦は不調が目立ちましたが、それでも怪我することなくチームを支え続けました。
苦しいチーム状況の中でもコート内外で チームメイトたちを支え続けました。
数字に現れない活躍を体現している選手だと思います。
今後の展望
パティはフリーエージェント解禁後にブルックリンネッツと2年契約を結びました。
スパーズの優勝を知る唯一のメンバーが チームを去りました。
後継者としてはフォーブスかトレが濃厚でしょう。
スパーズの文化と継続性を伝え続けてきたパティの役割は終わり、そのバトンは若手コアに託されました。
ファンとしては非常に寂しいですが、パティの選択を支持したいと思います。
移籍先でもコート内外 でチームに貢献する姿が浮かびます。
もう一度優勝を経験してまたスパーズに帰ってきてほしいですね。
本当にありがとう。
応援しています。
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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