嫁さんがぎっくり腰になって家事&育児をフルスロットルで行っています。
マッツです。
少し遅くなりましたが第6回スパーズ通知表です。
今回はスパーズの魂、パティ・ミルズです。
今シーズンの成績
32歳のパティは66試合に出場して平均22.5分の出場で11.6ポイント、1.6リバウンド、1.8アシスト 、0.8スティール、FG成功率43.1%、3FG成功率38.2%、FT成功率86.6%でした。
平均11.6ポイントはキャリアハイの数字です。
36分換算だと18.6ポイントです。
ハイライト
ベストゲームはGAME27 VS ネッツ戦です。
キャリアハイの7本のスリーを沈めて27ポイントを記録しました。
良かった点
ベンチからの起爆剤としてチームを何度も助けた
オフシーズンはオーストラリア代表での活動が多く疲労が心配されたパティですが、ハードスケジュールをものともせずにエンジン全開でプレイしました。
試合ではスターターがビハインドを作り出す状態から、パティを中心としたセカンドユニットが追いつく場面を何度も目にしました。
試合のペースを表す指標のPACEは104.29とかなり速いペースを展開してセカンドユニットの1stオプションとして率いました。
パティの連続3Pやハードワークから流れが変わり逆転に結びついた試合も多く、 ベンチの起爆剤として素晴らしい活躍でした。
シューター陣がアウトサイドシュートに苦戦する中、パティは3P成功率38.9%と安定した数字を残しました。
特にフリーでもタフショットでも躊躇なくシュートを打てる貴重な存在でした
特に左コーナーからのスリーポイント成功率は49.1%と非常に高確率でした。
オーランドバブルでは若手にプレータイムを譲り、コーチングスタッフのような立ち位置でしたが、チームが必要な時は出場してしっかり結果を残しました。
社会問題に対して熱心に取り組む
黒人差別問題やコロナウイルスなど今シーズンは難しい課題に直面しましたが、パティは率先して行動や態度に移しました。
バスケット界だけではなく社会にも大きな影響を与えました。
素晴らしい人格者です。
改善が必要な点
仕方がないことですが、183cmというサイズは多くの選手にミスマッチを生むこととなりました。
積極的に手と足を動かし、マッチアップは出来るのですが、オフェンスリバウンドを許すことが多く、クラッチタイムでの起用は諸刃の剣でした。
ただそれ以上にチームを救ってきたので文句なしです。
総合評価
総合評価:A
キャリアハイの平均得点を記録して、パティとしてはキャリアベストのシーズンだったと思います。
チームの調子が悪い時はパティをファーストオプションとして起用した方がチームは上手くいきました。
プレーだけではなく、ベンチからも積極的に声を出して盛り上げて、選手達にアドバンスを送っていました。
スパーズの優勝メンバーの一人として、そのカルチャーを今のチームに植えつけるために尽力してくれています。
今後の展望
パティは契約の最終年となります。
年齢的にもベテランの域に入ってきているので次が最後の契約だと思います。
チームに対する忠誠心も強く、人望も厚いのでおそらくスパーズで選手生活を終えると思います。
というか終わって欲しいです。
それだけチーム組織にとって非常に必要な人材の一人です。
今からスパーズの将来を担うヤングコアには、数少ない優勝を知るメンバーであるパティのリーダーシップと優勝チームのメンタリティが必要です。
あとはスパーズコーヒークラブの後継者育成もお願いします。
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