NBA史に残る偉大なキャリアが、ついに終わりを迎えました。
ESPNのシャムズ・シャラニ氏によると、スパーズのグレッグ・ポポヴィッチHCがヘッドコーチ職から退くことが明らかになりました。
ポポヴィッチは1996-97シーズンからスパーズの指揮を執り、NBA最長・最年長の現役コーチとして長年チームを率いてきました。
その間に挙げたレギュラーシーズン通算1422勝は、NBA史上最多となります。
2024年11月2日に軽い脳卒中を患って以降、ポポヴィッチは2024-25シーズンのほとんどをチームから離れていました。
その後も順調に回復していたと報じられていましたが、4月にも再び健康上の問題が発生し、最終的にNBAの厳しい現場に復帰するのは困難と判断したようです。
今後は「バスケットボール・オペレーション部門代表」としてチームに残り、フロントでの役割を担うことになります。
なお、ポポヴィッチ氏は2023年にバスケットボール殿堂入りを果たし、NBA優勝5回、最優秀コーチ賞3回(歴代最多タイ)を受賞しています。プレーオフ通算勝利数は歴代3位です。
ミッチ・ジョンソンが正式就任
ポポヴィッチの後任には、ミッチ・ジョンソン氏が正式に就任することが発表されました。
この決定は、退任報道の直後にシャラニア氏が続報として伝えています。
ジョンソンは2024年11月以降、ポポヴィッチの不在時に代行として指揮を執り、31勝45敗という成績を収めました。
ビクター・ウェンバンヤマやディアーロン・フォックスの度重なるケガという厳しい状況の中での戦いとなりました。
スパーズがジョンソンを正式に起用した理由として「継続性の重視」が挙げられています。
この方針は、ポポヴィッチ、GMのブライアン・ライト、そしてCEOのRC・ビュフォード氏によって一貫して示されていたとされています。
ジョンソン氏は2016年にスパーズ傘下のGリーグチーム「オースティン・スパーズ」でアシスタントコーチとしてキャリアをスタートさせました。
2019年まで3シーズン勤務し、その後2020年にサンアントニオ本隊のアシスタントコーチへ昇格。
ティム・ダンカン氏の後任としてベンチ入りし、コーチング経験を積んできました。
選手時代には2005年から2009年までスタンフォード大学で4年間プレーし、プロではGリーグのタルサ66ersに1シーズン所属していました。
今後、スパーズは6シーズンぶりのプレーオフ進出を目指し、ロスター強化とともにジョンソン新HC体制で再スタートを切ることになります。
ビクター・ウェンバンヤマ、ディアーロン・フォックス、そして豊富な若手と指名権を有するこのチームのヘッドコーチ職は、今オフシーズン最も注目されるポジションのひとつだったことは間違いありません。
歴史が動いた日――
スパーズは静かに、しかし確実に次のステージへと歩み始めました。
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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