現在のサンアントニオ・スパーズは、2000年代を通してのタイトルコンテンダーとはかけ離れています。
チームは現在再構築です。
何人かポテンシャルを証明している選手はいますが、おそらく今後数年間に優勝候補にはならないとの見通しがほとんどです。
それでもスパーズはプレーイン・トーナメントの戦いに参加しており、今シーズンは到達する可能性もあります。
またデジャンテ・マレーの周りを固めるプレーヤーがいるので、正しい決断ができればスパーズは十分にすぐに軌道に乗ることができるでしょう。
大手メディアのClutchPointsでは2022年のオールスターブレイク後のスパーズについて、2つの疑問と提言を投稿していたので紹介します。
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1. マレーは本物か?そしてスパーズをプレーインに導けるか?
要するにこの2つの質問だが、大きくリンクしている。
スパーズは現在24勝37敗でウェスタン・カンファレンスで11位。
10位のブレイザーズ(ペリカンズ)とは1ゲーム差、9位のレイカーズとは3.5ゲーム差である。
これらは大きなギャップに見えるかもしれないが、レイカーズの調子(+アンソニー・デイビスの怪我)とブレイザーズの解体で、スパーズは間違いなく10位を狙える。
もちろん10位に入ったところで、2試合に勝ち、さらに格上のチームとシリーズを戦わなければならないので、 厳しい状況であることには変わりはないが、このスパーズのロスターの若手には大きな意味を持つかもしれない。
特にマレーは素晴らしいシーズンを 過ごしている。
マレーは現在平均 19.9 ポイント、9.3 アシスト、8.3 リバウンド、FG成功率45.9% 、2.0スティールを記録している。
これらは素晴らしい数字で、マレーはオールスターの出場枠を獲得した。
もし彼がいなければ、スパーズはカンファレンス最下位あたりで、プレーインレースからも外れていた可能性が高い。
しかしこれからのマレーには疑問が残る。
どんなプロスポーツの組織でもそうだが、スパーズは優勝候補としての地位を取り戻したいと考えている。
マレーがチームの最高の選手とリーダーである場合、 チームの順位が大きく変わるとは考えにくい。
マレーはチームで一人飛び抜けた存在になりチームの鍵を握っている。
ファーストオプションとして本当の競争相手はいない。
スパーズがドラフトまたはFAでビッグネームを獲得する場合、 改善されるかもしれないが 現在のマレーの役割を減らす選手が現れない限り、まだまだタイトルコンテンダーとしては厳しい。
またこれは1シーズンだけのことかもしれない。
NBAでは、苦戦しているチームには必ず魅力的な選手がいる。
明らかにスパーズは10位のスポットにかなり近いにもかかわらず、苦労している。
近い将来彼らが成長してタイトルコンテンダーになれば、マレーの数字は大きく違って見えるかもしれない。
2. プレーインに入る価値とは?
グレッグ・ポポビッチ監督が指揮を執るチームは、常に勝利のためにハードにプレーをする。
スパーズはポポビッチ監督の下で22回連続プレーオフに進出し、そのうち20回は50勝以上を挙げている。
しかし、この時点ではスパーズのために勝つだけでは利益が少ないかもしれない。
もちろん勝利を目指す姿勢は素晴らしい。
特に若い選手のために勝利の精神を維持している。
しかし客観的に考えるとある程度試合落とす覚悟が必要で、ドラフトを優先した方が良いと考える。
もう一度上で提案されたように、ポポビッチは、ハードに勝つためにコーチし続けるでしょう。
残念ながら、それは間違った戦略で終わる可能性が高い。
最高のシナリオでは、スパーズは10位になることでポストシーズンに進出する。
しかしアウェイゲームで2連勝しないとプレーオフには進むことができない。
何とか2つの勝利をオフに引っ張った場合、 経験豊かなフェニックスサンズまたはゴールデンウォリアーズと戦わなければならない。
しかし、最悪のシナリオはPOを狙い無理をするあまり、主力が大けがをしてしまうリスクがあることだ。
マレーは2年前にシーズンを棒に振る大怪我をしてしまった。
ポジティブな予想としてはケルドン・ジョンソンやジョシュ・プリモのように10位以内に入るために、一皮むけたプレーを魅せるかもしれない。
しかし、スパーズが別の方向に進めばより大きなものを得られるかもしれない。
例えばロスターの若い選手たちにもっと多くの時間出場を与え、時折トップ選手(マレー・ヤコブ・マクダーモット)を休ませるとしたら、スパーズはより良いドラフト指名を得るかもしれない。
2022 NBAドラフトクラスは フロントコートの層が厚い。
スパーズのヤングコアの残りの部分を補う選手、またはケルドンとマレーを支えることができるウイングやガードを補強することができる。
チームの考えを尊重したい
この記事ではネガティブな側面が目立ちました。
一言で言うと、「無理してプレーインを目指すぐらいならタンクをして将来にかけた方が良い」とのメッセージにも聞こえます
スパーズはプレーオフ目指すのか、それともドラフトに照準を合わせるか、 柔軟に判断できる立ち位置ですが、長年の勝者の文化を考慮すると恐らくプレーオフを目指すでしょう。
確かにこの記者の言うとおり、タンクを目指すのであれば、ドラフトでトップ3の指名権を獲得できる可能性は高くなり、将来は明るくなるでしょう。
しかしプレーオフを目指す過程でチームを底上げできる可能性もあります。
またプレイイントーナメントやプレーオフでしか経験できないことは多く、今後の選手人生としては大きなものを得ることができるでしょう。
どちらの道を進むとしても、個人的にはフロントと選手達の意思を尊重したいです。
くれぐれも怪我がないようにチームの底上げを目指して欲しいですね。
引用元:ClutchPoints
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コメント
コメント一覧 (3件)
若手コアメンバーの事を思えばPOの経験を積ませるべき、チームや将来の事を思えばタンクすべき・・・非常に難しい状況ですがタンクすべき、チームの将来を優先すべき時期かと思います。この前も書き込みましたが、勝利の為にベストを尽くしたが負けましたってスタンスのタンクがベストです。
こんな事書く事自体口惜しいし悔しいです。MEMがマジ羨ましいです
ポジティブに考えると、どちらでもプラスに捉えられるので良いシーズンだと思います!
ベストを尽くして負ける… 選手たちのモチベーションが気になりますが理想的なのかもしれません。
グリズリーズは羨ましいですね。
ユーチューブでモックドラフト観てますが、SASは7位指名になってます。そんな順位じゃ希望の選手到底獲れんわな❗️でもマレーを嘘の怪我で休ませてまでタンクするわけ無いので、妥当な順位のかな?アイオワ大のキーガン・マレーという2m3㎝(実際はもう少し低いのかな?)のSF・PFを獲るってなってたが、どんな選手なのかな?その他のモックドラフトでもSASは7位になってて、キーガン・マレー指名するってのが多かった気がしますよ。PFとしてはアンダーサイズで少し心配だが、ドレイモンドの様になるなら大いにアリですな❗️よう知らんが(笑)
チャンスを得られず燻ってる選手見付けて来てGリーグで育てるってのも有りですよね。TORの様にね