『技を盗みたい』ウェンバンヤマが目標としている選手は？

サンアントニオ・スパーズのスター、ビクター・ウェンバンヤマはまだ20歳ですが、すでにスーパースターのマインドセットを持っています。

かつてコービー・ブライアントがアキーム・オラジュワンから学んだように、最新のNBA最優秀新人賞を受賞したウェンバンヤマも、NBAの偉大な選手たちから学びたいと考えています。

彼にとって、その相手はフェニックス・サンズのケビン・デュラントです。

最近フランスのテレビ番組に出演したウェンバンヤマは、自分のゲーム向上へのアプローチについて語りました。

KDについてウェンビー「彼（KD）は子供時代から目標にしていた選手。先日の決勝戦の直後に、彼から学びたいということをはっきり伝えたし、できれば彼のスキルを1つか2つだけでも盗みたいと思っているよ」 https://t.co/5NknPMFwTy

— マッツ@スパーズブログ (@iwantsome_nasty) August 15, 2024

これらのコメントは、2024年のオリンピックでフランス代表として活躍した後のものです。

フランスは金メダルゲームでアメリカに敗れましたが、ウェンバンヤマは26得点を挙げ、3ポイントシュートを8本中3本成功させ、7リバウンド、2アシスト、1スティールを記録するなど、素晴らしいパフォーマンスを見せました。

この試合は一例に過ぎませんが、すでにウェンバンヤマが世代を超えた逸材であり、将来的には止められない存在になる可能性を示しています。身長224センチというだけでなく、その巨体でウィングのように素早く動き、ガードのようにボールを扱う姿は、非常に特異なものです。

ウェンバンヤマがケビン・デュラントをお気に入りの選手とするのも不思議ではありません。デュラントは、現代NBAにおいて、ボールを扱い、どこからでもシュートを決めることができる長身のウィング選手のプロトタイプとなっています。

しかし、フランスのスーパースターであるウェンバンヤマには、ディフェンス面でのアドバンテージがあります。

ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しただけでなく、ディフェンシブ・プレイヤー・オブ・ザ・イヤーの最終候補にもなりましたが、最終的には同じフランス出身のミネソタ・ティンバーウルブズのルディ・ゴベアに敗れました。

さらに、スパーズはフリーエージェントでクリス・ポールを獲得し、ウェンバンヤマを指導し、チームメイトが本物のスーパースターと共にプレーする方法を学ぶ手助けをしています。これは、ティム・ダンカンの引退やカワイ・レナードの移籍以来、スパーズに欠けていた部分です。

ウェンバンヤマは、昨シーズンの平均21.4得点、10.6リバウンド、3.9アシスト、フィールドゴール成功率46.5%、3ポイント成功率32.5%という成績をさらに向上させることが期待されています。

引用元:CLUTCHPOINTS