サンアントニオ・スパーズは、常にそうしてきたように、焦らず着実に強豪チームを築こうとしています。
チームオーナーのピーター・J・ホルトが自ら「最大勢力」という言葉を使わなければ、今のスパーズをそう表現することはなかったでしょう。
「王朝」や「強豪」という言葉は以前から使われていましたが、「最大勢力」という表現が使われたのは、2023年のNBAドラフトでニュースター、ビクター・ウェンバンヤマを獲得した時からです。
この瞬間から、スパーズの未来に大きな期待が寄せられるようになりました。
ホルトはこう語っています。
我々には成功の期限はないと思っています。ショートカットして頂点に立とうとする人もいますが、たいていそれは裏目に出ます。
世代を超えた才能を持つビクターや他の優秀な選手たち、そして5年間契約延長したポップ(グレッグ・ポポビッチHC)と一緒にチームを作り上げるのが正しい道です。
スパーズは過去にも成功を収めてきました。フロストバンクセンターには5つの優勝旗が誇らしげに掲げられ、数々の偉大な選手の引退ジャージが飾られています。
その時代に50勝以上を18シーズン続けたヘッドコーチ、ポポビッチは今も健在です。
この実績を持つポポビッチとウェンバンヤマが組むことで、スパーズの将来が明るいものになると期待されています。
新戦力とスパーズの忍耐強い戦略
このオフシーズン、スパーズが選んだのは「忍耐」です。
チームは即座に結果を求めるのではなく、長期的な成長を見据えた計画を進めています。
昨シーズンの終わりから4人の新しい選手が加わりました。まずドラフトで獲得したルーキー、ステフォン・キャッスルとハリソン・イングラム。即戦力ではありませんが、将来的には貢献できる可能性が高い選手たちです。
続いて、クリス・ポールの加入が話題になりました。彼は1年契約でチームに参加し、優勝だけを目指すベテランではなく、若手選手を指導する役割を果たそうとしています。また、ハリソン・バーンズも同様に、豊富な経験を持つベテラン選手としてチームに加わり、若手選手をサポートする意欲を見せています。
バーンズは「成功には時間がかかる。このリーグで何かを築くには成功の方程式が必要です。スパーズは長年、その方程式を体現してきたチームだ」と語り、ポールも若手選手たちに教え、共にプレーすることに意欲を燃やしています。
スパーズはこれまでも経験と若手のバランスを取ることで成功を収めてきました。このオフシーズンも同様に、経験豊富なベテラン選手と将来有望な若手選手を組み合わせることで、チームの成長を図っています。
特にウェンバンヤマを中心に据えた今、スパーズは新たな「最大勢力」を築こうとしているのです。
忍耐が成功への鍵
スパーズは、即座に結果を求めるのではなく、長期的なビジョンを持っています。
このオフシーズンで得たベテラン選手と若手選手の組み合わせは、今後の成功を確実なものにするための重要なピースです。ビクター・ウェンバンヤマを中心に、デビン・バッセルやソーハン、ステフォン・キャッスルといった若手が台頭し、チームはさらに強力な存在になるでしょう。
スパーズが目指すのは、短期的な成功ではなく、長期的な強豪チームの復活です。このオフシーズンの動きは、そのための第一歩であり、チーム全体がその結果に満足しています。
あとは、その成果がコートでどのように現れるかを見守るのみです。
引用元:SI.com
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
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