全国放送でスパーズの試合を観ていると、スター選手や若手の話題と並んで、ほぼ必ず触れられるのがチーム最古参の選手であるケルドン・ジョンソンです。
26歳のケルドンは、スパーズでさまざまな役割を任されてきましたが、その評価は常に一定ではありませんでした。
彼がリーグ入りしたのは、パンデミックによって短縮された2020シーズンでした。
この年はわずか16試合の出場にとどまり、その後の3シーズンでスターターへと定着します。
当時のスパーズは進むべき方向が定まらず、その中でケルドンは可能性を示し続けていました。
2022年にはシューターとして開花したかのように見えました。
3ポイントを1試合5本放ち、成功率39.8%を記録。
特にコーナーでは49.5%と高精度を誇っていました。
しかし、その後は成功率を維持できず、以降3シーズンの3P成功率は平均33%に落ち着きます。
それでも2023年には平均22得点とキャリアハイを記録しました。
シュート効率は落ちていたものの、得点自体は量産していました。
ただし、それは勝利から遠いチーム状況での数字でもありました。
以降は15.7点、12.7点と平均得点を落としていきます。
5年目の途中でスターターを外れ、6年目にはルーキーシーズン以来最少の平均得点、2年目以来最少の平均出場時間を記録することになりました。
この一連の流れは、スパーズの再建期間という短い時間軸の中で起きています。
気づけばケルドンは、キャリア初期から残る数少ない選手の一人となりました。
デリック・ホワイトやデジョンテ・マレーといった主力は再建の一環としてトレードされ、チームは低迷から再浮上へと急速に変化していきました。
「やることを減らした」ことで最大化された現在のケルドン・ジョンソン
今シーズンは、ベンチ起用が定着して2年目となります。
UsageRateは19.7%から17.8%へ低下しています(cleaningtheglass.com調べ)。
平均得点は13.2点、平均出場時間も22.9分と、表面的な数字は大きく変わっていません。
しかし、内容はまったく別物です。
効率が爆発的に向上しています。
eFG%は54.1%から65.2%へ上昇し、1本あたりの得点も1.15から1.34へと伸びました。
これは明確なショットセレクションの改善によるものです。
3ポイントは1試合2.8本に抑えながら成功率41.8%。
ショットの約半分はリング下で、成功率は70.8%。
ミドルレンジも56.4%と、いずれもエリート級の数値です。
ミッチ・ジョンソンHCは、ケルドンの出場時間から最大限の価値を引き出す方法を見つけました。
その結果、ジョンソンはシックスマン・オブ・ザ・イヤーの有力候補にまで評価を高めています。
理由は単純ではありません。
26歳で7年目を迎えた彼は、経験を積み、失敗を重ね、成長してきました。
同時に、チームの成熟も彼の役割を最適化しています。
以前は、誰かが打たなければならない状況で多くのシュートを放っていました。
今は違います。
良いシュートしか打たない選手になりました。
ビクター・ウェンバンヤマやディアーロン・フォックスといったスターがオフェンスを牽引する中で、無理をする必要はありません。
ケルドンは「役割の中で輝くスター」として、今のスパーズに不可欠な存在となっています。
ケルドン・ジョンソンのキャリアは浮き沈みの連続でした。
しかし、球団と共に耐え抜いた結果、ようやく最も価値のある役割にたどり着きました。
現在の彼は、あらゆる指標が示す通り、勝利に直結する選手へと進化しています。
引用元:PoundingTheRock
引用画像:San Antonio Spurs Photo Galleries
YouTubeでもスパーズ情報を発信中!
チャンネル登録・応援いつもありがとうございます!
ご支援いただけると励みになります!
NBAブログランキングに参加中!
NBAランキング
ブログ村にも参加しています🏀
良ければクリックで応援お願いします!
にほんブログ村


コメント