サンアントニオスパーズのファンがフォワードのルカ・サマニッチをバストと呼んでいた時を思い出すのに十分な月日が経ちました。
サマニッチはルーキーシーズンの出場した48分間でNBAの準備ができていると思えた人はほとんどいませんでした。
ついにその考えを改める時間が来ました。
Gリーグを支配
2月にプレイしていたGリーグのバブルではサマニッチは試合を支配していました。
その後コロナウイルスの 影響で欠場者が続出したスパーズはサマニッチをコールアップしました。
それ以来サマニッチはスパーズファンの注目を集めています。
最近の5試合は驚異的なパフォーマンスではありませんでしたが、オースティンスパーズで見せていたパフォーマンスはまぐれではないことを証明しました。
欠場者がロスターに戻ってきてもサマニッチはスパーズのローテーションで一貫した役割を果たす準備ができています。
プレースタイルの変化
今シーズンに入ってのサマニッチの最大の焦点はアウトサイドシュート、フィジカル強化、積極的なメンタルを維持することでした。
これまでのところサマニッチはそれらすべてのことを行っています。
アウトサイドショットは今シーズン進行中のスキルです。
サマニッチはGリーグで3P成功率30%程度を記録していましたがNBAでは35.3%と改善しました。
オフェンスの役割も変化が見られました。
オフェンス時にはカットしたりスクリーンを積極的に設定して、ピックアンドポップでスペースを与えたりと様々なことが行うことができます。
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ボールをペリメーター付近で受けたあとフェイスアップして早い展開にアジャストできるように変化しました。
昨シーズンのプレーとは異なり、ポストアップから展開するのではなく、コーナーやペリメーター付近で待機して味方がドライブするスペースを確保しています。
空いたスペースはサマニッチがシューターとして向上するのを助け、またドライブするレーンが空くと積極的にドライブも仕掛けています。
ニックス戦ではシーズンハイの14ポイントを獲得しました。
新しく身につけた武器
サマニッチは7フィッターに近いサイズを活かしてディフェンスで非常に輝いています。
ニックス戦ではジュリアスランドルとマッチアップした時でさえサマニッチは後ずさりしませんでした。
ランドルに対してフィジカルにディフェンスに取り組み相手のオフェンスを防ぎました。
ネッツ戦ではサマニッチはディフェンシブレーティングで85.3を記録しました。
ここ試合では彼は平均94.5のディフェンスレーティングを記録しています
7フィッターでは考えられないほどの機動力を持っており、すべてのポジションにマッチアップできる能力を持っています。
サンダー戦ではSGAのスピードにもついていきました。
ロニーも絶賛
サマニッチのプレーについて、ロニーもインタビューで絶賛しています。
彼のディフェンスは本当に良い。
横方向への動きはかなり素晴らしい。
ディフェンスでゲームを支配できる。この高いレベルのプレーは僕も予想していたけど素晴らしい選手だ。
オンボールオフボールでも貢献できてドライブもできる、非常にアスレティックだ。
彼はそれをプレイで示している。プレイする準備が精神的にも肉体的にもできている。シュートも積極的に打つことができているし特に心配することはないよ。僕も継続してプレイで彼を支えていきたいね。
サマニッチはスパーズのプロセスに沿って着実に成長してきています。
スパーズにとって非常に大きなストーリーラインです。
サマニッチが進歩を示さなかったならば、次世代への移行は少し行き詰まっていたか、または若い選手の一人をビッグマンとトレードしたり、若い制限付きFA(ジョン・コリンズ、ラウリ・マルカネンなど)に多額のサラリーを提供したりするなど、抜本的な決定を必要としたでしょう。
後半戦も活躍を期待します。
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